胸がドキドキ

胸がドキドキ

「胸がドキドキ」は、THE HIGH-LOWSによる楽曲で、1996年2月21日にキティエンタープライズからリリースされた4枚目のシングルです。この楽曲は、人気アニメ「名探偵コナン」の初代オープニングテーマとして起用され、その後も根強い人気を誇っています。

背景とリリース

「胸がドキドキ」は、同年に発売された『名探偵コナン主題歌集』にも収録されています。さらに、2001年にはTHE HIGH-LOWSのベストアルバム『flip flop』にも収められています。この楽曲は、1997年以降に「名探偵コナン」の主題歌がビーイングレーベルに移行したため、その後のシリーズのアルバムには収録されていません。

特に注目すべきは、2016年に放送された「名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵」で約20年ぶりにオープニングテーマとして使われたことです。このエピソード前には、原作の漫画においても少年探偵団のメンバーが歌を口ずさむシーンが描かれています。

制作背景

この楽曲の作詞と作曲は、甲本ヒロトと真島昌利による共作です。作詞は甲本が行い、作曲は真島によるもので、彼らはビートルズのアプローチを意識したと言われています。また、この曲はザ・ハイロウズにおける唯一の共作曲であることも特筆すべき点です。甲本は、楽曲制作は締切が近づく中、二人で一晩で仕上げたと語っています。

ライブとメディアでの使用

「胸がドキドキ」は、リリース当初、様々な場面で演奏されることは少なかったものの、地方のツアーにおいては時折披露されていました。特に、宮崎公演では観客との掛け合いが見られ、人気アニメの主題歌としての反響を感じることができました。しかし、特定の地域ではアニメの放送が行われていなかったため、ほとんどの観客は曲がアニメで使われていたことを実際に知ることはありませんでした。

ディスクジャケットとアートワーク

ジャケットデザインには、アニメ「名探偵コナン」の主人公・江戸川コナンとヒロイン・毛利蘭が描かれ、彼らが黒ずくめの組織を相手にしている場面が描かれています。また、カバーアートには、黒の組織にちなんだ服を着たバンドメンバーのイラストや、裏ジャケットにはメンバーの写真も含まれており、視覚的な魅力も兼ね備えています。

このように、「胸がドキドキ」は、楽曲としての魅力だけでなく、アニメとの深いつながりやアートワークの工夫によって、リスナーに強い印象を残しています。

もう一度検索