胸ポチ

胸ポチとは

「胸ポチ」とは、衣服の上から乳首が突出し、視認できる状態を指す俗語です。特に女性の乳首について用いられることが多く、乳首や乳輪が衣服の上から透けて見える状態も同様に「胸ポチ」と表現されることがあります。男性の場合は「乳首ポコ」と呼ばれることがあります。

胸ポチが生じるメカニズム

思春期前の女性は乳房の発達が未熟なため、胸ポチは目立ちにくい傾向にあります。しかし、思春期に入り乳房が発達するにつれて、胸ポチが生じやすくなります。これは、乳房が大きくなり、乳頭の直径も大きくなるため、薄手の衣服や体に密着する衣服を着用した際に、乳首が目立ちやすくなるためです。特にブラジャーを着用していない場合（ノーブラ）や、水着やレオタードなどの体にフィットする衣服を着用している場合に顕著になります。

また、衣服が濡れた状態や、乳首が勃起している状態では、さらに胸ポチが目立ちやすくなります。薄い色の衣服を着用している場合、乳首や乳輪が透けて見えることもあります。

スポーツと胸ポチ

テニスなどのスポーツ選手の中には、下着を着用せずにユニフォームを着用する人がいます。この場合、意図せず胸ポチが目立ってしまうことがあります。テニス選手のマリア・シャラポワの胸ポチが話題になった際には、「付け乳首」を使用しているという報道もありました。

思春期の少女と胸ポチ

思春期に入り乳房が成長中の少女の中には、ブラジャーの着用が推奨される段階に達しているにもかかわらず、着用しないことで胸ポチが目立つことを気にするケースがあります。その結果、姿勢が悪くなったり、体育の授業などで思い切り運動ができなくなるなどの問題が生じることもあります。学校などでは、胸を保護する下着が必要かどうかを判断するために「体操着チェック」が行われることがあります。これは、白い体操シャツ（または白いTシャツ）1枚のみを着用し、胸と衣服を密着させた際に胸ポチが顕著に目立つかどうかを目安とするものです。

性的アピールとしての胸ポチ

グラビアアイドルなどが、撮影の際に意図的に胸ポチを発生させ、アピールポイントとすることがあります。また、擬似的な胸ポチを作り出すためのグッズとして「付け乳首」も市販されています。

露出趣味と胸ポチ

露出狂の性癖を持つ女性の中には、勃起した乳首を見せるために、胸ポチがはっきりと分かるような服装でノーブラ（場合によってはノーパン）で外出する人もいます。

胸ポチは、性的対象として見られることもありますが、思春期の少女にとっては悩みの種となることもあります。衣服の選び方や下着の着用など、状況に応じた対策が必要です。

関連項目

* 濡れTシャツコンテスト

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