脱線3

脱線3（だっせんトリオ）について

脱線3は1989年に大阪府で結成されたラップユニットで、そのユニークなスタイルと地元文化を反映した音楽で多くのファンを魅了しています。メンバーはロボ宙、M.C.BOO、KING 3LDKの3人で構成され、それぞれの個性と才能を生かしながら活動を行っています。

結成の背景

脱線3の結成は、メンバーの山本精一が大阪市浪速区のライブハウス「難波ベアーズ」に出入りしていた際に生まれました。彼と他のメンバーが意気投合し、共に音楽を作り出すことを決意したのです。この場所は多くのアーティストが集い、音楽を通じて新たな発見をする重要な場となりました。

音楽キャリアのスタート

彼らのデビューアルバム『バチルカ』は1994年にファイルレコードからリリースされ、大阪弁を用いたラップスタイルが注目されました。このアルバムはインディーズ作品ながら、なんと1万枚を売り上げるヒットとなりました。この成功により、彼らは吉本興業にも所属し、さらなる活動の広がりを見せました。

1995年にはエピックレコードジャパンからメジャーデビューを果たし、より広い舞台でパフォーマンスを行うようになります。特に、シングル「サタデーアップタウン」やアルバム『XXX JAPAN』は多くの人々に支持され、脱線3の名は広まっていきました。

メンバー紹介

• - ロボ宙（庄司光宏）：リーダーとしてチームを引っぱるMC。彼は大阪府枚方市出身であり、特にライブパフォーマンスにおいて高い評価を受けています。ソロアルバムも手掛けており、独自の音楽スタイルを展開しています。
• - M.C.BOO（観城宣治）：兵庫県神戸市出身のMCで、放送作家としても活動している多才な面を持っています。彼の巧みなリリックとフローは、脱線3の音楽に欠かせない要素となっています。
• - KING 3LDK（丹南文希）：DJとして活躍し、トラックメイカーでもある彼は、同じく神戸市出身。彼の創り出すビートは、脱線3の音楽に洗練されたサウンドを追加しています。

代表的な作品

脱線3のディスコグラフィーには、数多くのシングルやアルバムがあります。特に以下の作品が代表的です：

• - 『バチルカ』（1994年）

- 人気トラック「フリートーク」や「STRAIGHT OUTTA NGK」などを収めている。

• - 『XXX JAPAN』（1995年）

- 「エレキテル・アパッチ」や「DAS THE MIC 1997」が収録されています。

• - ソロアルバムも充実しており、メンバー各自の個性が光ります。

また、脱線3はライブパフォーマンスでも注目を集めており、そのエネルギッシュでユーモラスなステージングは観客を魅了します。音楽界の中で大阪文化を表現し続ける彼らは、これからも多くのファンにはなくてはならない存在であり続けることでしょう。

もう一度検索