自治連邦議会 (北マリアナ諸島)

自治連邦議会（北マリアナ諸島）

自治連邦議会は、アメリカ合衆国の自治領である北マリアナ諸島の立法府です。二院制を採用しており、20名の下院議員と9名の上院議員で構成されています。議会はサイパン市で開かれます。

概要

上院

上院は3つの選挙区（各3議席）に分かれており、その境界線は市町村の境界線と同じです。ただし、人が居住している北方諸島はサイパンに編入されています。北方諸島の人口が1,000人を超えた場合、4番目の選挙区が設けられることになっています。

上院議員の議席は、アメリカの上院議員のクラスと同様に2つのクラスに分けられています。各選挙区から1名の上院議員で構成されるクラスと、各選挙区から2名の上院議員で構成されるクラスがあります。憲法批准後の最初の選挙では、3番目に得票数の多かった上院議員が2年間議席を保持しました。

上院議員の資格要件は、25歳以上であること、連邦に5年間居住していること、代表選挙区の有権者として登録されていることです。議会は、より高い居住要件を法律で定めることができます。

下院

下院議員は7つの選挙区から選出されます。ロタとテニアン・アギグアンにはそれぞれ1議席の選挙区があり、残りの5つの選挙区は複数の議員を選出します。サイパンには3つの選挙区があり、それぞれ2名、6名の議員を選出します。また、北方諸島を含む選挙区もあります。

北方諸島の人口が、いずれかの代表議員の数を超えた場合、北方諸島を別の選挙区とすることが憲法で定められています。国勢調査後、10年ごとに再配分が行われます。

下院議員の資格要件は、21歳以上であること、連邦に3年間居住していること、代表選挙区の登録有権者であることです。上院と同様に、議会はより高い居住条件を定めることができます。

青年議会

北マリアナ諸島連邦青年議会という青年議会も存在します。

歴史

近代的な議会は、1976年4月1日に、自治権の弱かったマリアナ諸島地区議会に代わって設置されました。これは、前年に国民投票でアメリカ合衆国との政治統合を確立したマリアナ諸島の自治権拡大を反映したものです。

連邦は1978年1月に正式に設立され、憲法の規定通り、最初の下院議員は14名（サイパンからは12名）でした。2008年の第16回州議会から下院議員は20名（サイパンからは18名）に増員されました。

北マリアナ諸島の選挙は、総選挙が奇数年に行われる米国でも数少ない地域の一つでした。2009年1月にアメリカ合衆国議会に議決権を持たない下院議員の地位が設けられ、2008年11月に選挙が行われた後、2009年の選挙で住民投票が承認され、2011年の選挙が延期され、すべての政治家の任期が1年延長されました。

外部リンク

公式ウェブサイト

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