自由中道同盟

自由中道同盟 (LiCS) - リトアニアの中道右派政党

自由中道同盟（リトアニア語: Liberalų ir centro sąjunga、略称: LiCS）は、リトアニア共和国における主要な政党の一つです。中道右派の立場をとり、自由主義インターナショナル、欧州自由民主改革党、欧州自由民主同盟といった国際的な自由主義政党ネットワークにも参加しています。鮮やかな黄色と青を党のテーマカラーとして用いています。

設立と変遷

2003年、リトアニア自由連合、リトアニア中道連合、現代キリスト教民主連合の3党が合併して自由中道同盟が誕生しました。初代党首にはアルトゥーラス・ズオカス氏が就任しましたが、後に離党しています。その後、2011年には国民復興党を吸収合併し、勢力を拡大しました。

2014年には、別の政党TAIPとの合併を経て、再び党名を変更し、同時にズオカス氏が党首に返り咲いています。このように、自由中道同盟は設立以来、幾度かの合併や分裂を繰り返しながら、リトアニアの政界において重要な役割を果たしてきました。現在の党首はアルギス・チャプリカス氏です。

選挙における実績

自由中道同盟は、これまでに数々の選挙に参加し、一定の成果を収めてきました。しかし、選挙結果には変動が見られ、常に安定した支持を得ているわけではありません。

主な選挙結果は以下の通りです。

2004年欧州議会選挙: 11.2%の得票率で2議席を獲得
2004年リトアニア議会選挙: 9.1%の得票率で18議席を獲得
2007年リトアニア地方議会選挙: 11.09%の得票率で182議席を獲得
2008年リトアニア議会選挙: 5.34%の得票率で8議席を獲得
2009年欧州議会選挙: 議席獲得ならず
2011年リトアニア地方議会選挙: 6.5%の得票率で126議席を獲得
2012年リトアニア議会選挙: 議席獲得ならず
2014年欧州議会選挙: 議席獲得ならず

これらの結果を見る限り、自由中道同盟は常に高い支持率を得ているわけではなく、選挙区や選挙の種類によって得票率が大きく変動していることが分かります。

政策

自由中道同盟は中道右派政党として、自由主義的な経済政策や、社会の自由と民主主義を重視する政策を推進しています。具体的な政策内容については、党の公式ウェブサイトなどを参照ください。

所属国際組織

自由中道同盟は、自由主義インターナショナル、欧州自由民主改革党、欧州自由民主同盟といった国際的な自由主義政党ネットワークに加盟しており、国際的な連携を重視する姿勢を示しています。これらの組織を通じて、国際的な政策交流や協力関係を構築し、リトアニアの国際的な地位向上に貢献しています。

まとめ

自由中道同盟は、リトアニアの政界において重要な役割を担う中道右派政党です。設立以来、幾度かの合併や分裂を繰り返しながらも、選挙を通じて一定の支持を得てきました。今後も、リトアニアの政治に大きな影響を与える存在として注目されるでしょう。

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