自遊人

株式会社自遊人：ライフスタイルをデザインするメディア・クリエイション・カンパニー

株式会社自遊人は、「Ecological. Creative. Organic. We're designing lifestyles.」をテーマに、雑誌「自遊人」の発行を中心に、食、宿泊事業など、多岐にわたる事業を展開する企業です。新潟県南魚沼市に本拠地を置き、地域に根ざした活動を通じて、新たなライフスタイルを提案しています。

雑誌「自遊人」と「オーガニック・エクスプレス」

2000年に創刊された雑誌「自遊人」は、温泉や食へのこだわりを強く持ち、多くのファンに支持されています。近年では、オーガニック・ライフスタイルをテーマに、情報感度の高い読者層に向けて、新たな雑誌メディアの可能性を追求しています。

「米一粒がメディアである」というコンセプトから始まった「オーガニック・エクスプレス」は、農家限定の美味しいお米をインターネットで販売する事業です。木桶味噌など、様々な商品を雑誌と連動して提供し、食を通じたライフスタイルの提案を行っています。

「里山十帖」：体感型メディアとしての宿泊施設

2014年には、「宿泊施設は体感メディア」というコンセプトのもと、大沢山温泉に「里山十帖」をオープンしました。グッドデザイン賞を受賞するなど、その斬新なコンセプトは国内外で高く評価されています。「里山十帖」は、単なる宿泊施設ではなく、その土地の文化や食、自然を体験できる複合施設として、多くの人々を魅了しています。

里山十帖は「十の物語」という意味を持ち、宿には10の体感型特集が詰まっています。特に食文化の発信に積極的で、希少な新潟の伝統野菜が一堂に会する場所となっています。

2023年2月には里山十帖 THE HOUSE「SEN」、2024年7月には里山十帖 THE HOUSE KIROKUを開業し、展開を広げています。

コンサルティング＆プロデュース事業とAG304プロジェクト

自遊人は、「里山十帖」や「オーガニック・エクスプレス」で培ったノウハウを活かし、コンサルティング＆プロデュース事業も展開しています。観光や宿泊施設、農産物のブランディングに特化し、地域活性化に貢献しています。

「AG304プロジェクト」では、「A級グルメ（永久に守りたい味）」をテーマに、地域独自の食文化を発掘し、全国に発信しています。

南魚沼への移転と岩佐十良代表

自遊人は、1989年に東京で創業し、2004年に新潟県南魚沼市へ本社を移転しました。代表者の岩佐十良氏は、『情熱大陸』や『ソロモン流』などのテレビ番組で紹介され、そのライフスタイルや地域への貢献が注目されています。

今後の展望

自遊人は、「里山十帖」をモデルとした“ライフスタイル提案型複合施設”の展開に注力し、「今後10年で10拠点を目指す」と発表しています。地域資源を活かし、新たな価値を創造することで、地域活性化に貢献していくことが期待されます。

株式会社自遊人は、雑誌、食、宿泊、コンサルティングなど、多角的な事業を通じて、人々のライフスタイルを豊かにし、地域社会に貢献する企業として、今後もその活動から目が離せません。

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