至学館大学硬式野球部

至学館大学硬式野球部

愛知大学野球連盟に加盟している至学館大学の硬式野球チームです。至学館大学及び短期大学部に在籍する学生によって構成されており、女子チームは「PUFFS（パフス）」の愛称で知られています。

創部と初期の挑戦

この硬式野球部は、2005年4月に中京女子大学の創立100周年記念事業の一環として発足しました。特筆すべきは、同年12月に日本の大学界で初めて、選手全員が女子でありながら男子リーグへの参加が特別に認められた点です。愛知大学野球リーグの5部に所属し、2006年4月8日に愛知淑徳大学との最初の公式戦に臨みましたが、0対30で敗れるという厳しいスタートとなりました。しかし、3戦目の名古屋市立大学戦では、相手投手のボークにより待望の初得点を記録し、歴史にその名を刻みました（試合は1対20で敗戦）。

チーム構成の変化とリーグ昇格

2007年からは中京女子大学の一部学科で男女共学が導入され、チーム構成にも変化が現れ始めました。2008年には学生コーチとして男子部員が加わり、そして2009年からは8名の男子選手が入部し、男女混合チームとして新たな段階に進みました。

男女混合チームとなった2009年の秋季リーグでは、5部リーグで2位という好成績を収め、その後実施された入れ替え戦での勝利を見事に飾り、4部リーグへの昇格を果たしました。さらに、2010年の春季リーグでは主に男子選手を主体としたチーム編成で、一つ上の3部リーグへの昇格を決めました。

男女別活動への移行

しかし、2010年の秋季リーグからは、女子部員の選手登録を行わず、今後の活動は男女別で進めていく方針へと転換しました。女子部は、主に日本女子野球協会が主催する大会での活動を中心とすることになりました。

女子部の主な実績

男女別での活動となって以降、女子部「PUFFS」は着実に力をつけ、顕著な成績を収めています。2017年には、第七回全国大学女子硬式野球選手権大会において、悲願の初優勝を達成しました。

過去には、ヤマハ発動機スポーツ振興財団のスポーツチャレンジ体験助成（平成19年度・第1期生）による助成を受けたこともあります。

主な出身者

至学館大学硬式野球部からは、卒業後も様々な舞台で活躍する選手を多数輩出しています。特に女子プロ野球リーグやプロ野球の世界に進んだ選手もいます。

女子プロ野球リーグ経験者

深澤 美和（元選手、初代主将、現女子部監督）
奥田 実里（元選手、2代目主将）
新原 千恵（元選手、創部時主将、京都フローラ監督）
大澤 靖子（元選手、京都フローラチーフコーチ）
佐伯 千夏（元選手）
坂東 瑞紀（元選手）
榊原 梨奈（元選手）
堀田 ありさ（元選手、東海NEXUS初期メンバー）

プロ野球（独立リーグ・NPB）経験者

森 亮太（元選手、元BCリーグ選手）
片山 雄哉（元選手、阪神タイガース所属）
* 速水 将大（元選手、元富山GRNサンダーバーズ、千葉ロッテマリーンズ所属）

公式サイトや関連ブログなどで、チームの最新情報や活動状況を確認することができます。

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