舞鶴赤十字病院

舞鶴赤十字病院の概要

舞鶴赤十字病院は、京都府の舞鶴市に位置する医療機関であり、日本赤十字社京都府支部が運営しています。この病院は、舞鶴市とその周辺地域、特に綾部市北部、宮津市南部、福井県嶺南西部からの患者が多く来院する外来中心の医療施設です。

医療の特色

この病院では、眼科と整形外科の診療が特に人気で、多くの専門医が在籍しています。また、京都府立医科大学医局との連携により、医師の派遣も行われており、平成16年に新たに設けられた臨床研修医制度以降は、京都第一、第二赤十字病院や京都大学医学部からの医師の増援も受けています。

大規模な災害が発生した際には、全国の赤十字病院とも協力し、救護隊を派遣して支援を行います。過去には阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震などの際に、臨機応変に対応し、台風などによる水害救助にも積極的に取り組んできました。

病院の歴史

舞鶴赤十字病院の歴史は1953年にさかのぼります。当初は旧海軍工廠の建物を改修して設立され、内科、外科、放射線科の診療を行う90床の一般病床を有していました。特に、1950年代には住民から医療施設の偏在解消を求める声が高まり、新しい病院の設立が後押しされました。

病院の発展は続き、2014年には新棟「東館」が完成し、京都府北部地域最大のリハビリテーションセンターを併設しました。この施設は患者の回復に寄与する重要な役割を果たしています。また、東館には舞鶴市民病院から移転した連絡通路が設けられ、両施設間のスムーズな患者の受け入れが実現しました。

診療科とサービス

現在の病院には、内科、消化器内科、小児科、外科、整形外科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、麻酔科、放射線科が揃っており、地域の医療需要に対応しています。さらに、看護部やリハビリテーション科部、訪問看護ステーションなどもあり、包括的な医療サービスを提供しています。

交通アクセスと周辺施設

病院へのアクセスは便利で、JR西日本の舞鶴線「西舞鶴駅」からは徒歩約10分、日交バスの東西循環線を利用すればわずか3分で到着します。また、近隣には市立舞鶴市民病院や京都府中丹東保健所、綾部市立病院、福知山市民病院などの医療機関が点在しており、地域全体で医療体制を支え合っています。

まとめ

舞鶴赤十字病院は、地域医療の要として多岐にわたる診療を行い、災害時には素早い対応で地域に貢献しています。今後も地域の医療拠点として、その役割を果たし続けることでしょう。

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