舞鶴21

舞鶴21について

舞鶴21（まいづる21）は、京都府と舞鶴市が協力して設立した第三セクターであり、舞鶴港の国際貿易の促進を目的としています。特に、FAZ（フォーリン・アクセス・ゾーン）という地域制度を利用し、輸出入関連事業の支援を行っています。

舞鶴港の歴史

舞鶴港は1901年に舞鶴鎮守府が開府して以来、軍港としての役割が大きかった。しかし、1913年には大型船も接岸可能な埠頭が完成し、商港としての機能も持つようになりました。第二次世界大戦中には再び軍港として特化されましたが、戦後の1953年に京都府が港湾の管理を行うようになったことが転機となりました。

当時、舞鶴港は北近畿の拠点としての役割が期待され、西港を国際貿易港、東港を国内貿易港として整備が始まりました。その結果、舞鶴港はさらなる機能向上を目指した港湾整備を進め、日本海側では初めてのFAZ指定を1995年に受けました。この指定により、貿易関連の事業者にとって魅力的な環境が整備されたのです。

FAZの役割

FAZは、輸入促進を目的とした特別な地域であり、舞鶴港の周辺に特化した機能を持つ施設が集められています。1997年には貿易関連機能を具現化した舞鶴港FAZの中心となる施設が完成し、企業の支援体制が一段と強化されました。

所在地とアクセス

舞鶴21は、京都府舞鶴市喜多1105番1に位置し、舞鶴港に隣接しています。アクセスは良好で、JR舞鶴線の西舞鶴駅から約3km、自動車で約10分、徒歩なら約30分で到着します。国道27号を進んだり、舞鶴若狭自動車道の舞鶴西ICからもアクセス可能です。

FAZ施設

舞鶴21が管理運営する中核的な施設には、以下のものがあります：
1. 舞鶴21ビル - 舞鶴港を活用する企業向けのオフィスビルで、鉄筋コンクリート造の8階建てです。
2. FAZ第一倉庫 - 木材用の倉庫で、鉄骨造の平屋建て、面積は2,200m2。
3. FAZ第二倉庫 - 生鮮食品用倉庫で、同じく鉄骨造の平屋建て、面積は3,300m2。

主なテナント

舞鶴21ビルには、以下のテナントが入居しています：

• - 1階の京都北都信用金庫舞鶴港支店
• - 3階の一般社団法人京都舞鶴港振興会

沿革

舞鶴21の沿革は以下の通りです：

• - 1995年（平成7年）：舞鶴21として設立
• - 1997年（平成9年）：開業
• - 2004年（平成16年）：くん蒸機能を備えた第2倉庫を増設

舞鶴21はこれからも舞鶴港の国際貿易の推進に貢献し続けることでしょう。

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