航空安全管理隊

航空安全管理隊（Aero Safety Service Group）は、航空自衛隊における航空事故調査と、それに携わる隊員の教育訓練を主な任務とする、防衛大臣直轄の部隊です。埼玉県狭山市の入間基地に所在しています。

任務

航空安全管理隊の主要な任務は、航空自衛隊内で発生した航空事故の原因を徹底的に調査し、再発防止策を策定することです。また、事故調査に携わる隊員に対して、必要な知識や技能を習得させるための教育訓練も行っています。さらに、航空自衛隊向けの月刊誌「飛行と安全」を編集・発行しており、航空安全に関する最新の情報や知見を隊員に提供しています。

沿革

1982年（昭和57年）3月16日：防衛庁長官直轄部隊として編成され、活動を開始しました。同時に、月刊誌「飛行と安全」の作成業務が航空幕僚監部監察官から移管されました。
2007年（平成19年）1月9日：防衛省への移行に伴い、防衛大臣直轄部隊となりました。
2019年（平成31年）3月26日：航空自衛隊第4補給処立川支処の廃止に伴い、同支処長から立川分屯基地司令の職務を引き継ぎ、業務部が新設されました。
2023年（令和5年）3月16日：立川分屯基地の閉鎖に伴い、入間基地へ移転しました。これに伴い、立川分屯基地司令の兼務も解除されました。

部隊編成

航空安全管理隊は、以下の部署で構成されています。

総務部
企画科
総務人事科
航空事故調査部
企画調整科
運航調査科
整備調査科
心理調査科
資料部
計画科
資料処理科
電算機処理科
教育研究部
課程教育科
* 研究科

これらの各部署が連携し、航空事故調査、隊員教育、情報発信という、航空安全管理隊の重要な任務を遂行しています。

主要幹部

航空安全管理隊の主要な幹部については、公式ウェブサイトや関連資料をご確認ください。


航空安全管理隊は、航空自衛隊の安全運航を支える上で欠かせない存在です。事故調査で得られた知見を活かし、教育訓練を通じて隊員の能力向上を図ることで、航空事故の未然防止に貢献しています。また、月刊誌「飛行と安全」を通じて、航空安全に関する情報発信も積極的に行っています。

外部リンク

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