艦隊これくしょん -艦これ- 艦これRPG

『艦隊これくしょん -艦これ- 艦これRPG』

『艦隊これくしょん -艦これ- 艦これRPG』は、日本の人気ブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」を題材にしたテーブルトークRPG（TRPG）作品です。このゲームは、ブリティッシュゲームデザインの鉄板とも言える河嶋陶一朗が著者を務め、KADOKAWAから出版されています。本ゲームは、艦隊や艦娘を指揮しながら、様々なシナリオを進めていくことが求められます。

開発と背景

このRPGは、DMM.comが運営する「艦これ」シリーズの世界観やキャラクターを活かし、独自に設計されています。初めて本作が発表されたのは2013年、コミックマーケット85の開催期間中でした。プレイヤーは「提督」となり、自身の艦隊を指揮して様々な任務に挑む役割を担います。

ゲームの基本システム

プレイヤーは、原作でお馴染みの艦娘を選択し、彼女たちの個性を活かして戦闘に臨みます。なお、艦娘を独自に作成することはできず、用意されたキャラクターのみを使用します。艦娘の種類は、戦艦や空母、駆逐艦など多岐にわたり、様々なスキルやアビリティを持っています。

「艦これRPG」では、艦娘たちが深海棲艦と戦うことは、元のブラウザゲーム同様ですが、異なるパラメーターや能力が設定されています。具体的には、艦娘は水面に立ちながらも空を飛ぶことができず、特定の活動を通じて艦隊を強化していきます。また、資源を管理する要素も含まれ、プレイヤーは燃料や弾薬といった資源を消費し、艦娘たちをサポートします。

ルールブックと拡張

主要なルールブックは「着任ノ書」で、基本的なルールが詳しく解説されています。この書籍にはリプレイパートも含まれ、プレイの流れを具体的に理解できます。さらに「建造ノ書」や「出撃ノ書」といった拡張ルールブックも用意され、それぞれ新たな艦娘やルールが追加されます。

例えば「建造ノ書 壱」では、64名の艦娘データが収録され、「建造ノ書 弐」では新たなイベントボスや成長要素が追加されます。こうしたリリースによって、プレイヤーはより豊かな冒険を体験することができます。

リプレイと物語性

本RPGには、プレイヤーが物語を展開するためのリプレイシナリオも用意されています。「願いは海を越えて」や「空はあんなに青いのに」といったリプレイを通じて、プレイヤーたちは艦娘たちの冒険を体験し、彼女たちの人間的な側面や成長を味わえることが特徴です。

総括

『艦隊これくしょん -艦これ- 艦これRPG』は、単なるゲームにとどまらず、艦娘たちとの絆を深め、戦う楽しさやドラマを体験できるRPGです。多彩なシステムと紹介されたキャラクターたちが織りなす物語は、プレイヤーにさまざまな感情をもたらし、再プレイの価値を損なうことはありません。

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