芝田安希

芝田 安希のプロフィールとバレーボールキャリア

芝田安希（しばたあき）は、1981年1月6日生まれの日本の元女子バレーボール選手であり、現在は指導者として活躍しています。和歌山県御坊市で漁業を営む家庭に生まれ育ち、幼少期からスポーツへの興味を抱いていました。特にバレーボールに魅了され、小学校3年生からこのスポーツを始めることになります。

幼少期から高校時代の成長

芝田は名田中学でバレーボール部に所属し、さらなる成長を遂げました。中学時代には近畿大会にも出場し、その後の高校選びに影響を及ぼしました。合宿先の京都成安高校での厳しい練習に触れ、そこでの先輩、佐伯美香へのあこがれから、同校に進学することを心に決めました。幸運にも高校からオファーを受けて、芝田は無事に京都成安高校に進学しました。

プロとしてのスタートと活躍

1999年に高校を卒業後、芝田はユニチカに入社しました。しかし、2000年にユニチカが休部となり、東レアローズに移籍します。副主将として若手選手たちと共に試合に臨み、チームを牽引しました。その後8年間の在籍中に、2008年には天皇杯・皇后杯全日本選手権で優勝し、2007-08 プレミアリーグでも初優勝を達成するなど、数々のタイトルに貢献しました。

同年、キャプテンの向井久子が引退したことを受けて、芝田は新たなキャプテンとしてチームを率いることになります。2010年には日本代表候補に選ばれましたが、他の事情により辞退。さらに同年5月27日には、現役引退が発表されました。芝田の引退によって、ユニチカでのプレーがあった選手は全員現役を退くこととなりました。

現役引退後の歩み

引退後、まずは社業に専念していた芝田ですが、2011年11月には東レアローズのマネージャーに就任しました。2013年9月には滋賀県チームの一員として国民体育大会に出場し、引き続きバレーボールとの関わりを持ち続けます。

その後、2016年8月からは和歌山県の国民体育大会バレーボールチームの監督に就任し、若手選手の育成に努めました。2024年3月には九年間勤務していた御坊市役所を退職し、4月からは東レアローズのユースチームで指導者として復帰する予定です。

愛称「タクト」とは

芝田の愛称は「タクト」であり、これは高校の先輩から名付けられたものです。「タクト」は指揮棒の意味で、彼女がチームの指揮を執れる選手に成長することを願う思いが込められています。芝田安希のような選手が日本のバレーボール界に与えた影響は計り知れません。

今後も指導者として、次世代の選手たちにその経験を伝えていくことでしょう。

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