花菱美希

花菱美希

花菱美希（はなびし みき）は、畑健二郎の漫画作品、およびそれを原作とするアニメ『ハヤテのごとく!』に登場する架空の人物です。アニメでの声優は中尾衣里さんが担当しています。

プロフィール

誕生日：9月9日
血液型：AB型
年齢：16歳
身長：151cm
* 体重：42kg

人物像

ハヤテと同じクラスに通う女子生徒。学級副委員長を務め、自らを「クールな参謀・副委員長ブルー」と称しています。生徒会では下っ端の役員であり、動画研究部にも所属。小学校時代からの友人である泉、理沙とは非常に仲が良く、3人娘の中ではリーダー的な存在です。原作初期には普通の女の子らしい口調でしたが、最近では理沙と同様に男口調が目立つようになっています。髪はややブルーがかった灰色（アニメではややくすんだ水色）、瞳は灰色で描かれており、生徒会3人娘の中ではヒナギクに最も近い存在と言えるでしょう。

基本的に楽をすることを好み、運動や勉強は苦手です。テスト後には雪路の補習を受けていたり、高尾山ハイキングではナギと共にへばって悪態をついたりする場面も見られます。要領が悪い一面もあり、生徒会対抗の競技で楽な種目を選ぼうとしたにも関わらず、一番難しい種目に出場する羽目になったことも。

ヒナギクとの関係は、小学生の頃に通っていた塾でいじめられていたところを助けられたことがきっかけです。ヒナギクの男らしい言葉に惹かれ、バレンタインデーにはチョコレートを渡しています。ヒナギクを困らせるような行動を好んで行いますが、それは愛情の裏返しとも言えるでしょう。マラソン自由型ではヒナギクのペアとして出場し、あまりのハードさに限界を感じ涙目になるほどでした。高所恐怖症で釣り橋を渡れないヒナギクのために、参加資格のバラをわざと散らしてリタイアし、自ら責任を被るなど、ヒナギクへの想いの強さが伺えます。これらの行動から、同性愛的な感情を抱いていると見られることもあり、本人もそれを自覚しているような発言をハヤテにしています。ヒナギクがハヤテに思いを寄せていることを誰よりも早く察し、ヒナギクの機嫌を直すために2人きりで映画に行かせたりもしますが、内心穏やかではありません。

アニメでは、執事バトルに出場させるためにヒナギクを臨時執事に仕立てたり、女子高生ウルトラクイズ大会でヒナギクとペアを組んで出場したりするエピソードも描かれています。

クールで毒舌な性格であり、「余程のことでなければ落第しない」と言われる白皇学院で落第しそうになるほど成績は良くありません。好きなカレーは甘口。代々政治家の家系の出身であり、祖父は内閣総理大臣経験者、両親も政治家という環境で育ちました。その縁を活かし、情報収集やパーティの開催を得意としています。特に情報収集能力は非常に高く、ハヤテの過去まで把握しているほどです。泉と同じくハヤテのことを「ハヤ太君」と呼んでいます。また、アニメ第1期では泉と隣の席でした。

2年進級時には、1年の時と同じくハヤテ・ナギ・泉・理沙と同じクラスになり、ヒナギク・愛歌・千桜も同じクラスになりました。

クレジットカードの限度額は108万円と高額ですが、普段は執事がついていません（アニメ第1期）。高級レストランを普段から家族で利用するため、理沙と同じく「ファミレス」と呼んでいます。

備考

アニメ第1期の監督・川口敬一郎は、花菱美希を「スタッフが描きにくいキャラ」と評しています。

アニメ第1期第44話では、アニメ制作会社のスタジオにて自ら原画を描くシーンがあります（声優を務める中尾衣里の特技を活かした演出）。

回想シーンを含め、家族が一度も登場していません。また、三人娘の中では唯一、兄弟姉妹がいません。

三人娘の中では唯一、ドラマ版に登場しています。

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