芹澤清

芹澤清について

芹澤清（せりざわ きよし）は、1964年3月18日生まれの日本の防衛官僚です。東京都出身で、麻布高等学校を経て東京大学法学部を卒業しました。

キャリア

1986年に防衛庁（現防衛省）に入庁し、長官官房総務課に配属されたのを皮切りに、防衛官僚としてのキャリアをスタートさせました。その後、経理局会計課、調達実施本部、装備局など、様々な部署で経験を積みました。

1990年代後半には、防衛局防衛政策課で政策立案に携わり、防衛政策の根幹を担いました。2000年代には、英国防大学への留学を経て、外務省にも出向し、軍縮・不拡散問題に取り組みました。外務省では、生物・化学兵器禁止条約室長や軍備管理軍縮課長を歴任し、国際的な軍縮問題にも貢献しました。

2007年からは、防衛政策局日米防衛協力課長として、日米間の防衛協力関係の強化に尽力しました。その後も、経理装備局装備政策課長、内閣官房内閣参事官、防衛政策局防衛政策課長などの要職を歴任し、防衛政策の中枢で活躍しました。

2014年には中国四国防衛局長に就任し、地方における防衛行政を統括しました。2015年からは内閣官房内閣審議官（国家安全保障局）として、国家安全保障に関する政策立案に携わり、2016年には内閣衛星情報センター管理部長として、情報収集・分析体制の強化に貢献しました。

2019年からは防衛監察本部副監察監として、防衛省内の監察業務を統括し、2020年には大臣官房長に就任しました。2022年には、故安倍晋三国葬儀葬儀実行幹事会幹事として、国葬の円滑な実施に貢献しました。2023年現在は、防衛審議官を務めています。

主な役職

1986年：防衛庁入庁、長官官房総務課
1991年4月：経理局会計課予算・決算班部員
1993年4月：調達実施本部輸入課有償援助調達専門官
1995年9月：装備局管理課防衛産業調査企画班部員
1996年7月：防衛局防衛政策課政策第2班部員
1998年6月：防衛局防衛政策課総括班長部員
1999年7月：装備局航空機課部員
2000年7月：防衛局防衛政策課部員
2003年1月：長官官房秘書課付（英国防大学）
2004年：外務省総合外交政策局軍縮・不拡散・科学部軍備管理軍縮課生物・化学兵器禁止条約室長
2005年：外務省総合外交政策局軍縮・不拡散・科学部軍備管理軍縮課長
2007年：防衛政策局日米防衛協力課長
2010年：経理装備局装備政策課長
2011年：内閣官房内閣参事官
2012年：防衛政策局防衛政策課長
2014年：中国四国防衛局長
2015年：内閣官房内閣審議官（国家安全保障局）
2016年：内閣衛星情報センター管理部長
2019年：防衛監察本部副監察監
2020年：大臣官房長
2022年：故安倍晋三国葬儀葬儀実行幹事会幹事
2023年：防衛審議官

芹澤清は、防衛省・外務省・内閣官房といった幅広い分野で要職を歴任し、日本の防衛政策に大きく貢献してきた人物と言えるでしょう。

もう一度検索