若山貴嗣

若山 貴嗣（わかやま よしつぐ）氏は、1970年7月23日に岐阜県岐阜市で生を受けた日本の政治家です。現在、岐阜市議会議員として活動しており、これまでに4期の任期を務めています。政治家となる以前は、地域に根ざしたメディアである岐阜放送の局員として、長年にわたりアナウンサーや報道記者を務めていました。地域社会への深い理解と情報発信能力を活かし、メディア界から政界へと活動の場を移した人物として知られています。

岐阜市で育った若山氏は、地元の岐阜県立羽島北高等学校を卒業後、東京都にある大東文化大学に進学し、大学での学びを深めました。

大学卒業後の1993年、若山氏は岐阜放送に入社し、約17年間にわたるメディア人としてのキャリアをスタートさせます。同社では、主にアナウンサーおよび報道記者として多岐にわたる業務に携わりました。この期間、彼は岐阜県内の出来事や情報を県民に伝える役割を担い、地域のニュース番組から情報バラエティ、スポーツ、さらには議会中継まで、幅広いジャンルの番組に出演または制作に関わりました。彼の親しみやすい語り口や、地域に寄り添った取材姿勢は、多くの視聴者や聴取者に支持されました。

岐阜放送時代に担当した主な番組は以下の通りです。

定時ニュース
さわやかワイドぎふTODAY
らぶらぶワイドぎふTODAY（加藤義久アナウンサーの代役として出演）
きょうもそう快!BUNBUNラジオ
飛騨國テレビ
飛騨國ラジオ
夕がた屋テ!
スポーツ中継（高校野球選手権岐阜大会など）
* 岐阜市議会中継

これらの経験を通じて、若山氏はメディアにおける情報伝達の重要性や、地域住民が抱える様々な課題に対する理解を深めました。特に、自身が担当した岐阜市議会中継は、彼が市政に関心を抱き、後に政治の道に進むきっかけの一つとなった可能性も考えられます。

2010年に岐阜放送を退社した若山氏は、長年メディアで培ってきた地域への深い知見と情報発信能力を活かし、直接的に地域社会に貢献したいという思いから政治家を志します。そして、退社翌年の2011年4月に行われた岐阜市議会議員選挙に立候補し、4月24日に実施された開票を経て、見事初当選を果たしました。

岐阜市議会議員となって以来、若山氏は市民の声を市政に届け、より良い岐阜市の実現を目指して活動しています。彼は連続して当選を重ね、2019年4月の選挙まで3期連続で議席を獲得しました。現在は4期目の任期を務めており、議員として地域課題の解決に向けた政策提言や議会での質疑応答などを精力的に行っています。メディア出身ならではの分かりやすい言葉での情報発信や、市民に対する丁寧な説明責任を果たす姿勢は、彼の政治活動における大きな強みとなっています。若山氏のキャリアは、メディアでの経験が地域政治に貢献する上でどのように活かされ得るかを示す具体例として注目されています。住みよい岐阜市の実現に向けた今後の活動が期待されます。

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