苫小牧市営緑ヶ丘野球場

苫小牧市営緑ヶ丘野球場（とましんスタジアム）

北海道苫小牧市に位置する野球場、それが苫小牧市営緑ヶ丘野球場です（読み：とまこまいしえいみどりがおかやきゅうじょう）。緑ヶ丘公園の一角に設けられており、かつては苫小牧市緑ヶ丘球場や苫小牧市営緑ヶ丘球場といった名称でも呼ばれていました。

愛称「とましんスタジアム」

2016年（平成28年）4月1日からは、地元の金融機関である苫小牧信用金庫が施設の命名権（ネーミングライツ）を取得したことにより、「とましんスタジアム」の愛称で親しまれています。これは、地域企業がスポーツ施設を支援する取り組みの一つとして注目されています。

歴史と役割

この球場は、1986年（昭和61年）に開場しました。当時稼働していたオーロラ球場に続く、苫小牧市にとって2番目の市営野球施設として建設されたものです。開場以来、苫小牧市はもちろんのこと、東胆振地域における野球活動の中心的な場所としての役割を担っており、様々なレベルの野球大会に利用されています。少年野球から社会人野球まで、幅広いカテゴリーのチームや選手たちがここで汗を流しています。

近年の改修と施設

施設の老朽化に対応し、より現代的な野球場へと生まれ変わるため、2015年（平成27年）からは大規模な改修工事が実施されました。この改修の大きなポイントは以下の通りです。

フィールド拡張: 両翼および中堅までの距離が拡張され、現在の基準に合わせた広さとなりました。これにより、よりダイナミックなプレーが期待できます。
スコアボードの刷新: 旧来のアナログ式スコアボードは、最新の電光掲示板へと一新されました。これにより、試合情報の視認性が大幅に向上しました。
* 夜間照明設備の設置: 新たに夜間照明設備が設置されたことで、日没後のナイターゲーム開催が可能となりました。これにより、仕事や学校終わりにも試合を楽しむ機会が増え、施設の利用時間も拡大しています。

改修後のグラウンドサイズは両翼98メートル、中堅122メートルとなっています。球場の開場期間は例年4月下旬から10月下旬までです。また、プレーヤーや運営関係者のための管理棟も整備されており、本部席、役員室、記録室、更衣室、シャワー室、放送室などが完備されています。

アクセス

公共交通機関を利用する場合、北海道旅客鉄道（JR北海道）の苫小牧駅からアクセスできます。車での所要時間は約10分程度、徒歩の場合は約30分ほどかかります。市内中心部からのアクセスも比較的良好であり、多くの利用者が訪れやすい立地条件にあります。

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