英会話 エンジョイ!スピーキング
「英会話 エンジョイ!スピーキング」は、
2003年4月7日から
2004年9月21日までNHK教育テレビで放送されていた英語学習プログラムです。この番組は、英語を使って外国人とコミュニケーションをとるスキルを養うことを目的としています。特に、第2期と第3期では、
ニューヨーク大学での外国人向け英語クラスを収録しており、日本語を使わずに完全に英語で進行されます。これは、視聴者に語学留学の体験をリアルに感じさせる斬新な試みでした。
番組の構成と講師
放送は毎週火曜日の23:10から23:30、及び月曜日の06:50から07:10、12:10から12:30と、異なる時間帯に行われました。そのため、さまざまなライフスタイルを持つ視聴者に対応可能でした。第1期の講師は井上久美さんが務め、フローラン・ダバディーさんと共に進行し、実伽さんがアシスタントとしてサポートしました。
第2期「New York's the Place!」では、講師としてヘレン・ミンツさんとニール・ウィリアムズさんが登場し、竹村日出夫さんが監修・随筆を担当しています。この段階では、ニューヨークを舞台にした多様なシナリオを通じ、英語を学ぶ楽しさを視聴者に伝えました。
続く第3期「“Real”English from New York」では、ジョン・ドミチッチさんとエレン・クラークソンさんが講師として登場し、ウィリアム・ジェックスさんとマーシャ・クラッカワーさんが監修として関わっています。このシリーズでは、さまざまな実際の英語表現や状況を学ぶことが強調され、視聴者の実用的な英会話スキルの向上を目指しました。
メディアと参照文献
この番組は、NHKテキストにも取り上げられ、
2004年6月号の6ページに「Real English from New York 放送予定表」として記載されていました。視聴者はこのテキストを活用して、より深く学ぶことができました。
番組の意義
「英会話 エンジョイ!スピーキング」は、従来の英語学習スタイルに加え、リアルな留学体験を提供することで多くの視聴者に支持されました。日本語をほとんど使わない形式は、当時としては画期的であり、視聴者が純粋な英語環境に浸る貴重な機会を提供しました。このようなアプローチは、今も多くの英語学習プログラムに影響を与えています。
関連項目
この番組は、「
テレビで留学!」というテーマの一環として語られることが多く、英語教育に対する新たな視点を提供しました。また、NHKの放送史においても記録に残る重要なプログラムといえるでしょう。