英真なおき

英真なおき（えま なおき）

英真なおきは、宝塚歌劇団専科に所属する男役の舞台俳優で、劇団の理事を務めています。彼は1982年に宝塚歌劇団に入団し、元星組組長としての長いキャリアを持っています。愛称は「じゅんこ」として親しまれています。出身地は兵庫県宝塚市で、身長は165cmです。

来歴

英真は1980年に宝塚音楽学校に入学し、1982年に68期生として卒業後、宝塚歌劇団に入団しました。同期の中では4位という優れた成績で、初舞台は花組の『春の踊り』でした。その後、彼は星組に配属され、ダンスのキレや演技力を活かして男役として活躍していきます。

彼は1996年に星組副組長に就任し、2000年には星組の組長に昇格。そして2012年に専科へ異動しました。その後、2019年には劇団理事に就任し、現役生徒の中では歴史的な7人目の理事としての地位を確立しています。

専科に異動してからは、慈愛に満ちた役柄から悪役、高位の人物から庶民まで、多様なキャラクターを演じ分けており、各組に特別出演するなど、精力的な活動を続けています。

主な舞台

初舞台

• - 1982年: 花組『春の踊り』『アルカディアよ永遠に』

星組時代の主な作品

• - 1982年: 『エーゲ海のブルース』『ザ・ストーム』
• - 1984年: 『回転木馬』『我が愛は山の彼方に』
• - 1990年: 『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』
• - 1996年: 『エリザベート』 - ルドヴィカ公爵夫人

その後も数多くの名作に出演し、彼の多才さは次第に観客の心を掴みました。《ロミオとジュリエット》や《ベルサイユのばら》などの知名度の高い作品でも注目される存在となっています。

専科時代の主な作品

• - 2012年: 星組『天使のはしご』
• - 2013年: 星組『南太平洋』
• - 2019年: 星組『霧深きエルベのほとり』

出演イベント

英真は多くのイベントにも出演しており、特に宝塚歌劇団の記念行事やコンサートではその存在感が際立ちます。1990年には第9回バウ・コンサートに出演し、その後も様々なスペシャルイベントに参加しています。

受賞歴

彼は1992年に『宝塚歌劇団年度賞』の1991年度努力賞や、2014年には『阪急すみれ会パンジー賞』の助演賞を受賞しています。

まとめ

英真なおきは、宝塚歌劇団での長年の経験を通じて磨き上げた演技力と華やかな舞台での存在感を武器に、多様な役柄をこなしてきた実力派男役です。今後の活動にも期待が寄せられています。

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