英雄伝説 軌跡シリーズ

英雄伝説 軌跡シリーズ

「英雄伝説 軌跡シリーズ」は、日本ファルコムによって開発されたコンピュータRPGの一大シリーズです。2004年にリリースされた「英雄伝説VI 空の軌跡|英雄伝説VI_空の軌跡」を初作とし、それ以後、「英雄伝説VII」「閃の軌跡」「創の軌跡」「黎の軌跡」「暁の軌跡」を含む計6作品が登場しました。具体的には、シリーズ全体を通じて、合計13作品以上のタイトルがリリースされています。

概要

このシリーズの舞台は架空の「ゼムリア大陸」と呼ばれる世界で、全ての作品が共通の設定を基にして進行します。時間軸も近く、キャラクターが他の作品に登場することもしばしばあります。作品内では、導力と呼ばれるエネルギー源が利用されることが特徴で、それにより様々な魔法や技術が動いています。

シリーズは基本的にシンボルエンカウント方式の戦闘システムを採用しており、戦闘はコマンド選択で行われます。また、物語により深く没入できるよう、サブストーリーやキャラクターの成長要素も豊富です。2022年9月時点で、シリーズ全体の販売本数は700万本を超えています。

シリーズの位置づけと発展

「軌跡シリーズ」は、英雄伝説シリーズの第3期に位置づけられています。第1期は「イセルハーサ編」、第2期は「ガガーブトリロジー」と呼ばれ、これらとは異なる世界設定を持つものの、物語の深い繋がりやキャラクターの相互関係があります。

「空の軌跡」においては、遊撃士として成長していくエステルとヨシュアの物語を中心に、様々なキャラクターが絡み合いながら展開します。「零の軌跡」や「碧の軌跡」ではクロスベル自治州を舞台として、警察官ロイドの視点で物語が進行し、社会的政治的背景も描かれています。また、「閃の軌跡」シリーズはエレボニア帝国を舞台に、生徒たちの学校生活を通じて紡がれる物語が描かれています。

世界観

ゼムリア大陸は多種多様な国家や地域で構成されており、各作品において異なる国が焦点となっています。例えば、リベール王国、カルバード共和国、エレボニア帝国などが存在し、それぞれに独自の文化や歴史が築かれています。シリーズ内で描かれる事件や出来事には、各国の歴史が密接に関与しており、時には対立や紛争が大きなテーマとして描かれることもあります。

登場人物とキャラクター

軌跡シリーズには、魅力的なキャラクターが数多く登場します。エステル、ヨシュア、ロイド、リィンなど、多くのキャラクターがそれぞれ異なるバックボーンを持ち、成長していく過程が描かれます。彼らの関係性や葛藤、喜びは物語の中で深く掘り下げられ、プレイヤーの共感を呼び起こします。

ゲームシステム

ゲームシステムは作品毎に進化しており、シリーズ全体を通じて基本的な操作感は共通しています。戦闘システムにはATバトルを採用し、行動順や戦略を考えながら戦う必要があります。特に「Sブレイク」や「チェインクラフト」などのシステムが搭載されており、戦略的な要素が強化されています。

まとめ

「英雄伝説 軌跡シリーズ」は、その緻密な世界設定、豊かなキャラクター、深い物語性が魅力のRPGシリーズです。長年にわたり、多くのファンを魅了し続けているこのシリーズは、今後の展開にも期待が持たれています。ファルコムのファンやRPGが好きな人にとって、絶対に触れてみるべき作品群といえるでしょう。

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