茂手木亮

茂手木 亮（もてぎ りょう）は、日本のラグビー界でプロップとして活躍した選手である。1990年8月23日に山梨県に生まれた彼は、恵まれた体格を活かし、スクラムの最前線で重要な役割を担った。

彼のラグビーキャリアは、地元山梨県から始まった。県立日川高等学校でその才能を磨き、卒業後、山梨学院大学へ進学する。大学ではラグビー部に所属し、プロップとして頭角を現す。特に、大学4年次にあたる2012年には、チームの精神的支柱として、またプレーの要として、山梨学院大学ラグビー部の主将を務め、チームを牽引する重要な役割を果たした。

大学卒業後、茂手木はプロの道を歩む。2013年、彼は日野自動車レッドドルフィンズ（当時トップイーストリーグ所属）に加入した。日野レッドドルフィンズは、トップリーグ昇格を目指す実力のあるチームであり、茂手木はここで自身のスキルをさらに向上させていった。プロ選手としての公式戦デビューは、加入初年度である2013年のことであった。具体的には、同年10月5日に開催されたトップイーストリーグDiv.1の第3節、対釜石シーウェイブス戦において、茂手木は先発メンバーとして出場し、記念すべき公式戦初キャップを獲得した。スクラムの要として、彼はチームに貢献した。

プロップというポジションは、ラグビーにおいて最も強靭な肉体と精神力が求められるポジションの一つである。身長174cm、体重109kgという茂手木の体格は、スクラムでの推進力や相手への当たりにおいて有利に働くものであり、まさにプロップ向きと言える。日野自動車レッドドルフィンズでプレーした期間、彼はそのフィジカルを活かし、チームのフロントローとして貢献した。

日野自動車レッドドルフィンズでのプロキャリアは、2018年まで続いた。この年にチームを退団し、彼のプロラグビー選手としてのキャリアに一つの区切りがついた。

関連項目

山梨県出身の人物一覧
山梨県立日川高等学校
山梨学院大学ラグビー部
日野レッドドルフィンズ

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