茂木弘人

茂木 弘人（もぎ ひろと）

茂木 弘人は1984年3月2日生まれで、福島県福島市で育った鍼灸師であり、元サッカー選手です。彼のキャリアは、サッカー選手としての多才な才能と、その後の鍼灸師としての道に分かれています。サッカー選手としては、DFからFWにポジションを変更し、数多くの試合で活躍しました。

来歴

茂木は高等学校1年時にサッカーのポジションをDFからFWに転向しました。2002年にはサンフレッチェ広島に入団し、チームメイトには須田剛史や佐田聡太郎、西村英樹がいました。彼の初期のキャリアは順調で、入団した年の開幕戦ではゴールを決めるなど、期待の新人として注目されました。特に2005年シーズンには、前半戦で4得点を挙げたものの、後半には出場機会が減少してしまいました。

2006年にはヴィッセル神戸へ移籍します。そこでのシーズンでは、監督へ直訴してサイドバックに転向し、レギュラーの座をつかみます。しかし、2008年のグアムキャンプ中にアキレス腱を断裂し、1シーズンを棒に振る大怪我を経験しました。

2009年には再びフォワードに戻り、ガンバ大阪戦でプロ初の1試合2得点を記録し、その才能を再確認させました。その後も監督交代があったものの、主力選手としてチームに貢献し続けました。

2010年にはチームのJ2降格危機の中、重要なゴールやアシストを決め、残留の立役者となりました。2012年には監督の方針により、FWとサイドバックの両方で起用されることとなりました。

2014年にはヴィッセル神戸との契約満了を迎え、次のステップに向かうことを決意します。2015年、茂木は地元の福島ユナイテッドFCに移籍し、「体が動く間に地元でプレーしたい」という思いから地元クラブを選びました。

サッカー選手を続ける傍ら、福島医療専門学校に通い始め、2018年には鍼灸師の資格を取得します。2019年には現役を引退し、福島市のかまた鍼灸整骨院で鍼灸師として勤務を始めます。また、福島ファイヤーボンズへ選手の鍼灸施術も行うなど、地域貢献にも励んでいます。

所属クラブ

• - 松川SSS（福島市立松川小学校）
• - 福島市立松陵中学校
• - 聖光学院高等学校（1999年 - 2001年）
• - ベガルタ仙台（強化指定選手、2000年）
• - サンフレッチェ広島F.C（2002年 - 2005年）
• - ヴィッセル神戸（2006年 - 2014年）
• - 福島ユナイテッドFC（2015年 - 2018年）

個人成績

• - Jリーグ初出場：2002年4月13日 - J1 1stステージ第6節 vs 横浜F・マリノス（広島ビッグアーチ）
• - Jリーグ初得点：2002年9月14日 - J1 2ndステージ第3節 vs FC東京（広島ビッグアーチ）

代表歴

茂木はU-16、U-17の日本代表としても活躍し、AFC U-17選手権やFIFA U-17世界選手権などに出場しました。
その後、U-18、U-19、U-20日本代表としてもプレーし、国際舞台での経験を積みました。

結語

茂木弘人のキャリアは、サッカー選手としての成果だけでなく、鍼灸師として地域に根ざす強い思いが詰まったものであり、彼の今後の活躍にも期待が寄せられています。

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