茂森新町

茂森新町について

茂森新町（しげもりしんちょう）は、青森県弘前市にある地名で、江戸時代から今日に至るまでの長い歴史を持つ地域です。このエリアは茂森新町一丁目から四丁目までの区分を有し、郵便番号は036-8261です。

地理的な特徴

這い続く青森県道28号がこの町を横断しており、旧相馬村エリアや西茂森禅林街への重要な入口ともなっています。周囲の地名として、北に西茂森、東に茂森町、南東に新寺町、南に樹木があり、西側には清水富田字寺沢と常盤坂があります。このように茂森新町は多様な地域に囲まれ、アクセスが良好な立地にあります。

歴史の足跡

江戸時代の慶安2年、弘前城が築城された当初、この地には明確な町名が存在せず、ただし45軒の屋敷が存在していました。万治2年には茂森派町として10軒の町家が北側に、14軒が南側に並び、寛文13年には44軒の町家が確認されました。天和2年には現在の町の形成が始まり、享保4年頃には87軒の町家と津軽主膳の下屋敷が存在していました。このエリアは城下町として商業活動が盛んだったため、町家も年々増加していきました。

明治以降も変わらず、茂森新町は主に住宅街として発展を続け、商店も賑わいを見せましたが、自動車の普及に伴いその商業は徐々に衰退していきました。現在は小規模な商店が主体で、住宅や市営団地が多くを占めています。

沿革

江戸時代を通じて弘前城下の一町として存在していた茂森新町は、明治22年に正式に弘前市に所属しました。1973年には一部が西茂森二丁目に編入され、現在においても清水富田や古堀新割町などの一部が含まれています。

人口と世帯数

2017年6月1日の時点で、茂森新町の世帯数や人口に関するデータは以下の通りです。この時期の具体的な数字は地域の人口動態を示す指標として重要です。

施設と交通

茂森新町には医療機関として沢田内科医院が存在し、商業施設には花篭センター、弘前盛篭センター、城東盛篭センターなどがあります。また、コミュニティの中心となる公民館も整備されており、地域活動が行われています。さらに、寺沢川沿いには緑地も整備されており、地域の憩いの場となっています。

交通面では弘南バスの停留所が設置されており、茂森南口や山観通り、茂森新町停留所からバスが運行されています。これにより、弘前バスターミナルとの接続も良好になっています。

学校区について

地域の子どもたちは、市立の小・中学校に通うことが可能です。学区に関する情報は、地域住民にとって重要な要素となっています。

このように、茂森新町は長い歴史を持ちながらも現代に息づく地域であり、住民や訪れる人々に多くの魅力を提供しています。

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