茅野愛衣

茅野 愛衣 (かやの あい)

茅野愛衣は1987年9月13日生まれの日本の声優で、東京都出身です。大沢事務所に所属し、多くの人気アニメやゲームに声を提供しています。彼女は特に『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』の本間芽衣子（めんま）役で知られ、その後も、『氷菓』や『ソードアート・オンライン アリシゼーション』など、さまざまなキャラクターを演じています。

経歴

茅野愛衣はプロ・フィット声優養成所の第11期生として声優の道を歩み始めました。彼女は元々、人を癒す仕事に携わりたいと考えていたことから、声優業界に進む前はリラクゼーション業の仕事をしていました。深夜帰宅の後のひと時に放送されていたアニメ『ARIA』に感動し、アニメにも癒しの力があると気付きました。この経験がきっかけとなり、接客業の経験を生かして声優を目指すようになりました。学費を貯めながら養成所に通い、2010年3月に卒業後、いよいよ声優デビューを果たします。

初めての役はOVA作品の生徒役で、同年に『とある魔術の禁書目録II』の五和役で初のレギュラーを勝ち取ることとなりました。2011年には『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』でのヒロイン役に選ばれたことが、彼女のキャリアにおける大きな転機となります。この作品に関連するWEBラジオのパーソナリティにも起用され、自身の名を広めていきました。

2012年には第6回声優アワードで新人女優賞を受賞し、翌年には吹き替えデビューなどその活動範囲を広げていきます。また、2016年からは日本酒を楽しむトーク番組『かやのみ』を始め、声優業以外にも多様な形での表現を続けています。

人物・特徴

彼女はそのおっとりした外見から「癒し系」と称されることが多く、自身も「マイペースであり、自分が興味を持ったことにはすぐ行動に移すタイプ」と語っています。趣味は散歩やカフェ巡りで、特技にはイラストとマッサージがあります。資格として、ダイエット指導士やイヤーセラピストも持ち合わせており、美容関連の知識も豊富です。

茅野愛衣の家族構成は決して平んじではなく、彼女は15歳の頃に父を亡くし、その後は母親と二人三脚で生活を支え合ってきました。母とは非常に良好な関係を築いており、父の死をきっかけに二人の絆はより深まったと言えるでしょう。

また、彼女は中学の時に声優という職業を初めて知り、声だけでキャラクターの表現ができることに驚きを感じましたが、当時は声優になろうとは考えていなかったそうです。高校時代には一般の女子校と美容専門学校の両方に通い、一般学生時代からアートへの興味を深めていました。

主な出演作品

多数のアニメやゲームに出演している茅野ですが、ここでは主な出演作を紹介します。

• - テレビアニメ:

- あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない - 本間芽衣子（めんま）
- ガールズ＆パンツァー - 武部沙織
- 氷菓 - 伊原摩耶花
- ノーゲーム・ノーライフ - 白
- ソードアート・オンライン アリシゼーション - アリス

• - 劇場アニメ:

- 劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない - 本間芽衣子（めんま）
- ノーゲーム・ノーライフ ゼロ - シュヴィ

• - ゲーム:

- Fate/Grand Order|Fate_Grand Order - 紫式部
- ドラゴンクエスト XI 過ぎ去りし時を求めて S - ロミア

茅野愛衣は、声優としても多岐にわたる活躍を見せており、未来においても新たな挑戦を続けていくことでしょう。彼女の温かい声は、多くのファンに癒しを与えています。

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