茨城ニュース845

『茨城ニュース845』（いばらきニュースはちよんご）は、NHK水戸放送局が制作し、茨城県内のNHK総合テレビジョンで放送されている地域向けのニュース番組です。

概要
2004年10月1日に放送が開始されました。この番組は、平日夜の20時45分から15分間にわたって放送されており、関東地方のNHK放送局において、この時間帯に特定の県域に向けたニュース番組を編成しているのは水戸放送局のみという、特徴的な存在です。

放送内容
番組の主な内容は、その日の県内ニュースと気象情報です。

ニュース: 冒頭では複数のストレートニュースが伝えられます。また、より掘り下げた解説や背景を伝えるリポートや特集が組まれることもあります。これらのニュース素材には、夕方に放送されている県域ニュース番組（『いば6』など）で用いられた映像や音声が再利用される場合があります。

気象情報: 番組終盤の20時57分頃からは、担当アナウンサーによって県内の気象情報が詳細に伝えられます。気象情報のコーナーでは、「県内の注意報・警報」に始まり、「あすの天気（県内）」、「あすの予想気温」、「あすの風と波」、「3時間予報」、「紫外線情報」といった項目が順番に報じられます。さらに、隣接する各県のあすの天気や、週間予報も提供されます。全ての情報を伝え終えると、「水戸からお伝えしました。9時になります。」という定型の言葉で締めくくられます。

キャスター
番組のキャスターは、原則としてNHK水戸放送局に所属するアナウンサーが日替わりで担当しています。水戸放送局では、長らくこの時間帯のニュースは主に男性アナウンサーが担当する傾向が見られます。過去には、特定の女性アナウンサーが担当した例もありますが、担当する機会は限られており、全体として男性アナウンサーが中心的な役割を担っています。

放送時間と特別編成
定時の放送時間は平日の20時45分から21時00分までです。

ただし、祝日や年末年始は定時放送が休止となります。この期間は、東京から放送される関東甲信越ブロック向けの『ニュース・気象情報』が、20時55分から21時00分までそのまま放送されます（12月31日を除く）。

また、平日の編成日であっても、夕方に放送される『いば6』が休止となる日は、『茨城ニュース845』も原則として放送されません。この場合、代替として『首都圏ニュース845』が臨時にネットされるか、あるいは『ニュース845（関東甲信越）』が同時放送されることがあります（一部例外あり）。

オリンピックの期間中も同様に放送が休止となり、代替として東京発の『首都圏ニュース』が20時50分から21時00分まで放送されます。

さらに、特別な番組編成（例：前番組の放送時間延長）や、特定のニュース・イベントに対応するために、番組が短縮されたり、放送時間が繰り下げられたり、あるいは休止となる場合があります。過去の事例としては、新元号発表に伴う特別編成で時間を変更して放送されたことや、震災関連の特番放送後に短縮・繰り下げて放送されたこと、またはスポーツ中継（Jリーグなど）のために休止となり、気象情報のみ短時間放送されたことなどがあります。

視聴に関する補足
茨城県内の一部地域、特に県南や県西地域では、受信する中継局によっては、このローカル放送が受信しにくい場合があります。このため、場合によっては受信アンテナを追加設置するなどの対応が必要となることがあります。

一方で、東京スカイツリーからの広域放送を良好に受信できる地域や、NHKのインターネット常時同時配信・見逃し配信サービスである「NHKプラス」を利用できる環境では、同時間帯に茨城以外の関東6都県で放送されている『首都圏ニュース845』を選択して視聴することも可能です。

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