茨城県道・千葉県道162号岩井関宿野田線

茨城県道・千葉県道162号岩井関宿野田線

茨城県道・千葉県道162号岩井関宿野田線は、茨城県坂東市を起点とし、千葉県野田市に至る主要な一般県道です。この道路は、両県を結ぶ重要な交通路としての役割を担っています。

概要

この県道の起点は、茨城県坂東市長須の茨城県道215号伏木坂東線との交差点（長須交差点）に位置しています。終点は千葉県野田市です。路線は、千葉県野田市木間ケ瀬を経由します。総延長距離は、茨城県区間と千葉県区間を合わせて算出されます。

起点: 茨城県坂東市長須字町谷久保2272番1地先（茨城県道215号伏木坂東線交点 長須交差点）
終点: 千葉県野田市
重要な経過地: 千葉県野田市木間ケ瀬
総延長: . km（茨城県区間：2.989 km、千葉県区間：. km）

歴史

開通の背景

かつて、茨城県と千葉県を結ぶ利根川には、芽吹大橋と境大橋の2つの橋しかなく、約17kmも離れていました。この不便を解消するため、両橋の中間地点に新たな橋を建設する計画が持ち上がりました。その結果、1985年5月28日に、茨城県によって県道岩井関宿野田線が新規に認定されました。この路線は、茨城県岩井市大字長須を起点とし、千葉県東葛飾郡関宿町大字木間ケ瀬を経由し、千葉県野田市を終点とするルートです。

下総利根大橋有料道路

路線の一部には、下総利根大橋有料道路が含まれており、1990年1月に開通しました。この有料道路は、長らく地域の重要なインフラとして機能していましたが、2020年1月11日に無料開放されました。

年表

1985年5月28日: 県道岩井関宿野田線（整理番号415）として路線認定。
1989年12月25日: 茨城県区間において有料道路の道路区域（岩井市大字長須から岩井市大字木間ケ瀬まで、延長1.04 km）が決定。
1990年1月11日: 有料道路区間（下総利根大橋有料道路）が開通。
1995年3月30日: 茨城県区間において、整理番号が整理番号415から現在の番号（整理番号162）に変更。
2001年3月1日: 茨城県岩井市大字長須 - 同市（県境）の区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定。
2004年3月22日: 岩井市大字長須 - 同市大字木間ケ瀬（県境）の区間が、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定。
2020年1月11日: 下総利根大橋が無料解放。
2020年3月25日: 料金所の解体工事が終了。
2020年3月30日: 茨城県側の下総利根大橋有料道路の道路区域（坂東市長須 - 同市木間ヶ瀬：2.455 km）を追加及び除外。

路線状況

道路施設

下総利根大橋

この路線における重要な構造物である下総利根大橋は、茨城県坂東市長須と千葉県野田市木間ケ瀬の間の利根川に架かる橋梁です。全長は1,045mで、橋長は1,033m、踏掛板は6m×2箇所です。橋の中央部分は554.7m、取り付け道路に接続する高架部分は、茨城県側が224m、千葉県側が254.3mとなっています。以前は茨城県道路公社が管理していましたが、2020年1月11日の無料開放後は、茨城県が管理し、管理費用は茨城県と千葉県で折半されています。

地理

通過する自治体

茨城県: 坂東市
千葉県: 野田市

交差する道路

千葉県道7号我孫子関宿線（千葉県野田市木間ケ瀬新田）

脚注

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

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* 千葉県の県道一覧

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