茨城県道168号静常陸大宮線

茨城県道168号静常陸大宮線について

茨城県道168号静常陸大宮線は、茨城県那珂市を起点とし、常陸大宮市に至る全長約6.5kmの一般県道です。この路線は、地域住民の生活道路としてだけでなく、両市を結ぶ重要な交通路として機能しています。

概要

本路線は、那珂市大賀で茨城県道61号日立笠間線から分岐し、北上してJR水郡線静駅前を経由し、常陸大宮市南町の大宮駅入口交差点に至ります。常陸大宮市の中心市街地付近では、経路が屈曲しており、同市石沢地内では国道118号大宮バイパスと重複する区間があります。路線全体としては、JR水郡線の静駅 - 常陸大宮駅間とほぼ並行しています。

路線の名前にある「静」は、かつて存在した静村（現那珂市の一部）に由来しますが、現在の路線は那珂市静地区を通過しません。これは、路線の認定当初の起点が瓜連町大字静であったためです。

路線データ

起点: 茨城県那珂市大賀（茨城県道61号日立笠間線交点）
終点: 茨城県常陸大宮市南町291-2番地（茨城県道318号小場常陸大宮停車場線交点＝大宮駅入口交差点）
総延長: 6.534 km
重用延長: 0.305 km
実延長: 6.229 km

歴史

この路線の歴史は古く、1944年（昭和19年）に前身となる路線が認定されました。その後、1959年（昭和34年）に県道静大宮線として改めて認定され、1995年（平成7年）に現在の整理番号168に変更されました。また、平成の大合併により、路線名が県道静常陸大宮線に変更されました。

年表

1944年（昭和19年）6月14日：（旧）静大宮線が路線認定。
1959年（昭和34年）10月14日：静大宮線として路線認定。
1966年（昭和41年）10月27日：町道の一部を県道に編入。
1969年（昭和44年）8月28日：静停車場線が廃止。
1970年（昭和45年）4月27日：大宮町内の狭隘道路を改築供用開始。
1988年（昭和63年）3月24日：大宮町石沢 - 南町間の新道供用開始、旧道区間が町道へ降格。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が219から168に変更。
2005年（平成17年）4月1日：路線名称が静常陸大宮線に変更。
2010年（平成22年）11月15日：那珂市内の現道が拡幅改良。
2019年（平成31年）3月7日：那珂市内にバイパスを新設する道路区域を指定。
2024年（令和6年）8月28日：那珂市のバイパスが開通。

路線状況

重複区間

国道118号大宮バイパス（常陸大宮市石沢 - 市役所南交差点：約0.3km）

過去には県道静停車場線と重複していましたが、同路線は廃止されています。

道路施設

村田橋（玉川、常陸大宮市石沢）
栄町跨線橋（JR水郡線、常陸大宮市栄町）

地理

通過する自治体

茨城県
那珂市
常陸大宮市

交差する道路

国道118号
茨城県道318号小場常陸大宮停車場線

沿線

弘願寺（那珂市下大賀）
常陸大宮市立村田小学校（常陸大宮市上村田）
大宮栄町郵便局（常陸大宮市栄町）
JR水郡線
* 静駅 - 常陸大宮駅

その他

この路線は、茨城県土木部が管理しており、道路に関する情報は茨城県の公式サイトや関連資料で確認できます。

参考文献：茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

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