茨城県道193号杉崎友部線

茨城県道193号杉崎友部線

茨城県道193号杉崎友部線は、水戸市杉崎町を起点とし、笠間市友部地区に至る、全長約6.6kmの一般県道です。この道路は、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、水戸市杉崎町の国道50号三軒屋交差点から、笠間市（旧友部町）大田町まで、ほぼJR常磐線の北側に沿って東西に走っています。その総延長は6.569kmで、うち実延長は6.553kmです。路線の一部には、都市計画道路宿大沢線が支線として組み込まれており、友部市街地の東部を縦断し、茨城県道281号平友部停車場線に接続しています。この支線は、友部駅周辺の交通を円滑にするために重要な役割を果たしています。

路線データ

起点: 水戸市杉崎町（国道50号三軒屋交差点）
終点: 笠間市大田町（国道355号大田町十字路）
総延長: 6.569 km
重用延長: 0.016 km
未供用延長: なし
実延長: 6.553 km
自動車交通不能区間: なし

歴史

この道路の歴史は、1923年（昭和3年）に路線認定された宍戸水戸線に遡ります。現在の杉崎友部線としての認定は、1959年（昭和34年）に行われました。当時は、東茨城郡内原村大字杉崎を起点とし、西茨城郡友部町を終点とする区間でした。

1959年（昭和34年）10月14日: 県道杉崎友部線として路線認定（図面対照番号202）。
1984年（昭和59年）11月12日: 旧道の一部（906m）が指定解除。
1995年（平成7年）3月30日: 整理番号が259から193に変更。
2000年（平成12年）7月3日: 都市計画道路宿大沢線の一部が本路線に指定。
2006年（平成18年）2月14日: 都市計画道路宿大沢線の一部区間（560m）が開通。
2010年（平成22年）3月26日: 都市計画道路宿大沢線の全線が開通。

路線状況

起点から笠間市小原地内までは、1.5車線の未改良区間が続いています。笠間市南友部から終点の大田町十字路までは2車線となっていますが、宮前交差点 - 南友部交差点の間は1.5車線の未改良区間です。宮前交差点で交差する都市計画道路宿大沢線は、本路線のバイパスとしての役割を担っています。

また、この道路は、災害発生時の被害拡大防止のため、道路用地内への電柱建設が制限されている緊急輸送道路としての機能も有しています。

主な区間:

水戸市三湯（三軒屋交差点） - 笠間市南友部（一般県道友部内原線交差）
笠間市南友部（宮前交差点） - 同（南友部交差点）
笠間市東平三丁目（県道友部内原線交差） - 笠間市平町（県道平友部停車場線交差）

通称・バイパス

都市計画道路 宿大沢線

宿大沢線は、笠間市南友部の「北山公園入口」交差点から同市平町字大沢の一般県道平友部停車場線交点を結ぶ、全長2.67kmの環状道路です。幅員は18mで、2車線と両側歩道が整備されています。このうち、南友部の杉崎友部線現道交点（宮前交差点）から平友部停車場線交点までの2.031km区間が、本県道路線に指定されており、バイパス路として機能しています。友部駅の東側では、JR常磐線を跨線橋で渡っています。この道路は、1988年から整備が開始され、2010年3月29日に全線が開通しました。

地理

この道路が通過する主な自治体は以下の通りです。

茨城県
水戸市
笠間市

交差する道路

国道50号（起点・三軒屋交差点）
茨城県道105号友部内原線（笠間市南友部）
国道355号（終点・大田町十字路）

沿線施設

JR常磐線・水戸線 友部駅
広慶寺

脚注

注釈

出典

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

* 茨城県土木部 水戸土木事務所（道路管理者）

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