茨城県道229号取手谷中線

茨城県道229号取手谷中線

茨城県道229号取手谷中線は、茨城県取手市内を通る一般県道です。この路線は、取手市青柳の県道取手東線との交点を起点とし、北西方向に直線的に伸び、JR常磐線と並走する形で進みます。終点は取手市谷中の谷中交差点で、茨城県道208号長沖藤代線（旧国道6号）と接続します。

概要

この県道は、取手市内の交通を円滑にする重要な役割を担っています。総延長は4.241kmで、全線が供用されており、未供用区間はありません。道路の幅員は、取手市桑原から井野の間で16mから22mとなっており、車道部は2車線（幅6.0m）が確保されています。

歴史

この道路は、1965年（昭和40年）に一般県道として認定されました。当初は、北相馬郡取手町大字取手（現在の取手市）を起点とし、北相馬郡藤代町大字谷中（現在の取手市谷中）を終点とする区間でした。1995年（平成7年）には、整理番号が変更され、現在の229号となりました。かつては国道6号の本線として利用されていましたが、取手バイパスの開通に伴い、県道としての役割を担うようになりました。

年表

1963年（昭和38年）：取手バイパスが供用開始され、国道6号の本線がバイパスに移りました。
1965年（昭和40年）2月12日：現在の取手谷中線が、水戸街道の名残として路線認定されました。道路区域は、県道小巻取手線分岐から1級国道6号線交点まで（延長4,777m）と定められました。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が375から現在の229に変更されました。
2012年（平成24年）7月2日：取手市井野から桑原にかけてバイパスを整備するための道路区域が指定されました。
2015年（平成27年）11月25日：都市計画道路上新町環状線の一部として、常磐線を跨ぐ跨線橋を含むバイパスが開通しました。また、井野から桑原の区間が取手市の管理となりました。

路線状況

取手市井野と桑原を結ぶバイパス（都市計画道路3・4・3号上新町環状線）は、取手市街地の環状道路整備事業の一環として建設されました。このバイパスは、本県道のバイパス道路としての役割も担っています。特に、JR常磐線を跨ぐ桑原陸橋の完成により、上新町環状線が全線開通し、市内の交通が大幅に改善されました。

また、道路法の規定に基づき、取手市青柳から井野の間は緊急輸送道路として、災害時の被害拡大防止のため、電柱の設置が制限されています。

道路施設

行善田橋（相野谷川、取手市井野）

地理

通過する自治体

茨城県
取手市

交差する道路

茨城県道11号取手東線（起点）
茨城県道208号長沖藤代線（終点、谷中交差点）

沿線

取手青果市場（取手市青柳）
東取手病院（取手市井野）
光風台団地（取手市光風台）
取手市立六郷小学校（取手市清水）

まとめ

茨城県道229号取手谷中線は、取手市内の重要な交通インフラとして、地域住民の生活を支えています。バイパスの整備により、交通の円滑化が図られ、より快適な移動が可能になっています。また、緊急輸送道路としての機能も担っており、災害時にも重要な役割を果たすことが期待されます。

参考資料

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
竜ケ崎工事事務所（道路の管理事務所）

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