茨城県道299号里見南中郷停車場線

茨城県道299号里見南中郷停車場線について

茨城県道299号里見南中郷停車場線は、北茨城市の華川町小豆畑を起点とし、同市磯原町、中郷町を経由して、南中郷駅へと至る県道です。この道路は、地域住民にとって重要な生活道路であり、JR常磐線南中郷駅へのアクセスを担う役割も果たしています。

路線の概要

起点：茨城県北茨城市華川町小豆畑
終点：茨城県北茨城市中郷町小野矢指（南中郷駅東側）
総延長：9.274km

この県道は、北茨城市の北西部から南東部へと延びており、その大部分が市街地や住宅地を通過します。起点は茨城県道153号水沼磯原線との交差点で、終点は南中郷駅の東側に位置しています。

路線の歴史

1972年（昭和47年）に、里見磯原線と下君田南中郷停車場線の一部を統合し、新たに里見南中郷停車場線として認定されました。当初は整理番号189でしたが、1995年（平成7年）の路線再編により現在の整理番号299に変更されています。

1910年（明治43年）：南中郷駅が開業。
1959年（昭和34年）：県道里見磯原線と県道下君田南中郷停車場線が路線認定。
1972年（昭和47年）：里見南中郷停車場線として路線認定。旧里見磯原線と旧下君田南中郷停車場線を廃止。
1982年（昭和57年）：南中郷郵便局付近に新道が開通。
1986年（昭和61年）：旧道区間が市道へ降格、国道6号との重複区間となる。
1995年（平成7年）：整理番号が189から299に変更。
1997年（平成9年）：日棚地区にバイパスが新設。
2000年（平成12年）：日棚地区のバイパスが開通。
2008年（平成20年）：旧道区間が市道へ降格。

路線状況

この県道は、中間部で茨城県道10号日立いわき線と重複しているため、単独区間は起点から磯原町木皿までの約5kmの北側区間と、中郷町日棚から終点までの約4kmの南側区間に分けることができます。また、一部区間は国道6号と重複しています。

道路法に基づき、北茨城市中郷町日棚から粟野までの区間は、緊急輸送道路として災害時の被害拡大防止のため電柱の設置が制限されています。

道路施設

新塩田橋（塩田川）
日棚橋（塩田川）
堰場橋（塩田川）

重複区間

茨城県道10号日立いわき線（磯原町木皿 - 中郷町日棚）
国道6号（中郷町小野矢指の中里ニュータウン入口交差点 - 駅入口交差点）

地理

通過自治体：茨城県北茨城市

交差する道路

茨城県道10号日立いわき線
茨城県道22号北茨城大子線
国道6号

沿線施設

南中郷郵便局
JR常磐線 南中郷駅

まとめ

茨城県道299号里見南中郷停車場線は、北茨城市内の主要な交通路として、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。その歴史や路線状況を知ることで、この道路の重要性をより深く理解することができるでしょう。

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

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