茨城県道318号小場常陸大宮停車場線

茨城県道318号小場常陸大宮停車場線

茨城県道318号小場常陸大宮停車場線は、茨城県常陸大宮市内を東西に結ぶ主要な県道です。この道路は、JR水郡線常陸大宮駅へのアクセス道路として重要な役割を担っており、地域住民の生活や経済活動を支える基盤となっています。

路線概要

起点: 常陸大宮市小場（茨城県道102号長沢水戸線交点）
終点: 常陸大宮市南町（常陸大宮駅）
総延長: 6.523 km
重用延長: 1.596 km
実延長: 4.927 km

この路線は、常陸大宮市の中心部を通過し、駅周辺の商業施設や公共施設へのアクセスを容易にしています。

歴史

この県道の歴史は、1959年に県道常陸大宮停車場線として初めて路線認定されたことに遡ります。その後、1968年に町道が昇格し、新たな県道小場常陸大宮停車場線として再編されました。この際、起点が大字小場に変更され、終点は常陸大宮駅となりました。1995年には、整理番号が379から現在の318に変更され、現在に至っています。

2000年代に入ると、バイパス道路の建設や旧道の市道降格が行われ、道路網の整備が進みました。特に、2000年にはバイパス道路の一部が開通し、2003年には旧道の一部が市道に降格されました。また、2021年には駅前通りの拡幅工事が決定し、2022年には電線共同溝の整備が行われるなど、道路の機能向上が図られています。

年表

1959年（昭和34年）10月14日：県道常陸大宮停車場線が路線認定。
1968年（昭和43年）3月18日：町道が昇格し、県道小場常陸大宮停車場線として路線認定。道路区域が決定・供用開始。県道常陸大宮停車場線が廃止。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が379から318に変更。
2000年（平成12年）1月31日：バイパス道路（0.839 km）の道路区域が決定。
2000年（平成12年）5月17日：バイパス道路の一部が開通。
2003年（平成15年）3月27日：旧道（575 m）が市道に降格。
2021年（令和3年）10月21日：常陸大宮駅前通り200 mの拡幅のための道路区域を指定。
2022年（令和4年）5月19日：上下線を電線共同溝を整備すべき道路に指定。

路線状況

この県道は、一部区間で他の道路と重複しています。

重複区間:
国道118号大宮バイパス（市役所南交差点 - 上町交差点）
茨城県道21号常陸大宮御前山線（上町交差点 - 上町東交差点）

また、沿線には以下の道路施設があります。

道路施設:
引田橋（玉川、常陸大宮市石沢）
栄町跨線橋（JR水郡線、常陸大宮市栄町）

地理

県道318号線は、常陸大宮市の市街地を東西に横断しており、JR水郡線と並行する区間もあります。この道路は、常陸大宮駅を中心とした地域の交通網を形成する重要な要素となっています。

接続する道路:

茨城県道168号静常陸大宮線
国道118号

沿線施設:

JR水郡線 常陸大宮駅
国立研究開発法人農業生物資源研究所放射線育種場

まとめ

茨城県道318号小場常陸大宮停車場線は、常陸大宮市における交通の要であり、駅へのアクセスや地域住民の生活を支える重要な道路です。歴史的な変遷を経て、現在の形に至っており、今後も地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

脚注

注釈

特になし

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献

茨城県道路現況調書

関連項目

茨城県の県道一覧

もう一度検索