茨城県道320号下小川停車場線

茨城県道320号下小川停車場線

茨城県道320号下小川停車場線は、茨城県常陸大宮市に位置する、JR水郡線の下小川駅を起点とし、国道118号へと接続する全長約1.9kmの県道です。この道路は、常陸大宮市盛金地区内のみを通る、地域密着型の路線となっています。

概要

この県道は、下小川駅を出発し、久慈川に架かる下小川橋を渡って国道118号へと至ります。その総延長は1.909kmで、他の道路との重複区間や未供用区間はありません。全線が供用されており、地域住民の生活道路として重要な役割を果たしています。

路線データ

起点: 常陸大宮市盛金2328番地（下小川駅）
終点: 常陸大宮市盛金1049番10（国道118号交点）
総延長: 1.909 km
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 1.909 km
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

この路線の歴史は、1925年（大正14年）の下小川駅の開業に遡ります。その後、1930年（昭和5年）には、現在の路線の前身である下小川停車場盛金線が路線認定されました。現在の茨城県道320号下小川停車場線としての認定は1959年（昭和34年）に行われ、当時は那珂郡山方町大字盛金の下小川停車場を起点とし、二級国道水戸郡山線（現在の国道118号）との交点を終点としていました。1995年（平成7年）には、県道の路線再編により整理番号が320に変更され、現在に至ります。

年表

1925年（大正14年）8月15日：下小川駅が開業。
1930年（昭和5年）2月11日：下小川停車場盛金線が路線認定。
1959年（昭和34年）10月14日：県道下小川停車場線として路線認定（図面対照番号148）。道路区域は、那珂郡山方町大字盛金の下小川停車場から二級国道水戸郡山線交点までと決定。
1964年（昭和39年）7月3日：車両制限令に基づく指定を受ける（路線対象番号148 下小川停車場線）。
1973年（昭和48年）1月18日：起点側の路線が840m延長され、道路区域が那珂郡山方町大字盛金祝戸 - 同町大字西金字平山（延長1,984.8m）となる。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が206から320に変更。

路線状況

全線にわたりセンターラインのない1車線道路であり、久慈川左岸の高台にある国道118号に接続するため、下小川橋から終点にかけては高低差があり、小刻みなカーブが連続して見通しが悪い区間が存在します。交通量は比較的少ないものの、大型ダンプカーの通行が比較的多く、「ダンプ徐行」の標識が設置されている箇所もあります。

道路施設

下小川橋: 久慈川に架かる橋梁（常陸大宮市盛金）

地理

下小川駅周辺の久慈川右岸（西側）は集落の中を県道が通過します。下小川橋を渡ると、久慈川左岸（東側）は崖に沿った傾斜地となっており、自然豊かな景観が広がります。

接続する道路

茨城県道321号上檜沢下小川停車場線

沿線

JR水郡線 下小川駅
盛金富士（標高341m）

脚注

注釈

なし

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献

なし

関連項目

茨城県の県道一覧

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