茨城県道321号上檜沢下小川停車場線

茨城県道321号上檜沢下小川停車場線

茨城県道321号上檜沢下小川停車場線は、茨城県常陸大宮市の上檜沢を起点とし、同市盛金の下小川駅を終点とする全長14.321kmの県道です。

路線概要

この路線は、常陸大宮市美和地区からJR水郡線の下小川駅へと至る主要な道路です。起点は茨城県道29号常陸太田烏山線との分岐点である常陸大宮市上檜沢に位置し、終点はJR水郡線の下小川駅がある常陸大宮市盛金となっています。道路の総延長は14.321kmですが、その内、自動車での通行が不可能な区間が2.998km存在します。この区間は、常陸大宮市下檜沢から同市久隆にかけての七内峠区間で、山道のために車両の通行ができません。

歴史

この道路の歴史は、1959年（昭和34年）10月14日に、当時の那珂郡美和村大字上檜沢を起点とし、那珂郡山方町大字盛金の下小川停車場を終点とする路線として、茨城県によって県道路線に認定されたことに始まります。当時は県道上檜沢下小川停車場線という名称でした。その後、1995年（平成7年）に整理番号が321に変更され、現在に至ります。

年表

1925年（大正14年）8月15日：下小川駅が開業。
1952年（昭和27年）4月1日：現在の路線の前身である原下小川停車場線が路線認定。
1959年（昭和34年）10月14日：現在の路線が路線認定（図面対照番号149）。道路の区域は、那珂郡美和村大字上檜沢の県道小田野口山方線（現在の県道常陸太田那須烏山線にあたる）分岐から那珂郡山方町大字盛金の下小川停車場までと決定。
1964年（昭和39年）7月3日：車両制限令第5条1項に基づく指定（路線対象番号149 上檜沢下小川停車場線：小田野口山方線分岐点 - 下小川停車場線交点）を受ける。
1968年（昭和43年）4月30日：那珂郡山方町大字盛金字沢 - 同字戸ノ内の242m区間を線形改良バイパスに付け替え。
1974年（昭和49年）7月20日：那珂郡美和村大字下檜沢字新田 - 字森下および、那珂郡山方町大字久隆字不動沢 - 大字盛金の道路（計12.383km）を供用開始し、同時に旧ルート（最小幅員2m）を廃止。
1993年（平成5年）8月19日：那珂郡山方町大字盛金地内において、待避所を6か所設置する道路区域が決定。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号207から現在の番号（整理番号321）に変更。
2005年（平成17年）8月4日：常陸大宮市盛金字栃ヶ原 - 同市盛金字桧沢口の狭隘道路（1.4km）を道路改良2車線化する区域決定。
2017年（平成29年）2月2日：常陸大宮市下檜沢字新田 - 同字中之内の狭隘路（最小幅員2.8m、延長524m）を拡幅する道路区域を指定。

路線状況

重複区間

県道320号交点から下小川駅までの区間

地理

通過する自治体

茨城県
常陸大宮市

交差する道路

茨城県道320号下小川停車場線（常陸大宮市盛金）

沿線

JR東日本 下小川駅

脚注

注釈

特になし

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』（レポート）茨城県。

関連項目

茨城県の県道一覧

この道路は、地域住民の生活に欠かせない重要な役割を担っており、沿線にはJR水郡線の下小川駅があります。一部区間は車両通行不能ではありますが、歴史を通じて地域と共に発展してきた道です。

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