茨城県道329号小山菅生小絹停車場線

茨城県道329号小山菅生小絹停車場線

茨城県道329号小山菅生小絹停車場線は、坂東市小山を起点とし、常総市菅生町を経由して、つくばみらい市にある関東鉄道常総線小絹駅に至る、全長約10.6kmの一般県道です。この路線は、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、坂東市小山から常総市菅生町を経由し、つくばみらい市小絹の関東鉄道小絹駅まで東西に結ぶ路線で、その総延長は約10.6kmです。起点は茨城県道142号岩井野田線との分岐点とされていますが、実際には県道岩井野田線と接続する一本道となっています。路線の大部分は茨城県道3号つくば野田線と重複しており、単独区間は起点から坂東市矢作までと、終点の小絹駅入口のわずかな区間のみです。

路線データ

起点：坂東市小山（茨城県道・千葉県道142号岩井野田線交点）
終点：つくばみらい市小絹字下宿744番2地先（小絹駅）
総延長：10.565 km
重用延長：7.926 km
実延長：2.639 km

歴史

この路線の歴史は古く、1913年の小絹駅開業にまで遡ります。現在の県道としての認定は1959年ですが、その前身となる路線は1923年に既に存在していました。

1913年（大正2年）：小絹駅が開業。
1923年（大正12年）：守谷岩井線、小絹停車場新宿線が路線認定（前身）。
1959年（昭和34年）：県道小山菅生小絹停車場線として路線認定。
1995年（平成7年）：整理番号が329に変更。

主な改良・変更

この路線は、時代とともに交通状況の変化に対応するため、幾度かの改良や変更が行われてきました。

1966年（昭和41年）：猿島郡岩井町内の線形改良。
1969年（昭和44年）：猿島郡岩井町内の狭隘路拡幅。
1978年（昭和53年）：岩井市内のバイパス道路開通。
1980年（昭和55年）：玉台橋を含む新道開通。
1984年（昭和59年）：水海道市内の付替道路指定、新道開通。
1986年（昭和61年）：国道294号重複ルート編入。
1987年（昭和62年）：水海道市内の旧道指定解除。

これらの改良により、沿線の交通の円滑化が図られてきました。

重複区間

茨城県道3号つくば野田線（坂東市矢作 - つくばみらい市小絹）：約8.2km
国道294号（つくばみらい市小絹）：約0.35km

地理

この路線は、茨城県内の以下の自治体を通過します。

坂東市
常総市
つくばみらい市

接続する道路

茨城県道3号つくば野田線（重複区間）
茨城県道20号結城坂東線
茨城県道252号坂東菅生線
茨城県道58号取手豊岡線
国道294号（重複区間）

沿線

関東鉄道常総線 小絹駅


この道路は、沿線住民の生活を支えるとともに、地域間の交流を促進する重要な役割を担っています。今後も、安全で快適な道路環境の維持が求められます。

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

外部リンク

茨城県土木部
境工事事務所（坂東市の道路管理事務所）
常総工事事務所（常総市の道路管理事務所）
土浦土木事務所（つくばみらい市の道路管理事務所）

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