茨城県道343号木崎雨引線

茨城県道343号木崎雨引線について

茨城県道343号木崎雨引線は、茨城県桜川市内を通る、東西に延びる県道です。総延長は3.320kmで、そのうち実延長は3.127kmとなっています。この路線は、かつて筑波鉄道の雨引駅へのアクセス道路としての役割を持っていましたが、1987年の駅廃止に伴い、その機能は失われました。

概要

路線は、桜川市大国玉の茨城県道148号東山田岩瀬線との交差点から始まり、東に向かって進みます。桜川市役所前を通過し、茨城県道41号つくば益子線との交差点（大曽根交差点）が終点となります。全長は約3kmと短いながらも、地域住民の生活を支える重要な道路です。路線名の「木崎」は起点付近の字名に由来し、「雨引」はかつての雨引駅周辺の地区名にちなんでいます。

路線データ

起点: 桜川市大字大国玉字木崎632番6（茨城県道148号東山田岩瀬線交点）
終点: 桜川市大字大曽根字深町647番4（茨城県道41号つくば益子線交点＝大曽根交差点）
総延長: 3.320 km
重用延長: 0.193 km
未供用延長: なし
実延長: 3.127 km
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

この路線の歴史は、筑波鉄道雨引駅の開業に深く関わっています。

1918年（大正7年）9月7日: 雨引駅が開業。
1923年（大正12年）4月1日: 雨引停車場本木線が路線認定、木崎雨引停車場線の前身となる。
1934年（昭和9年）8月28日: 雨引新治停車場線が路線認定。
1959年（昭和34年）10月14日: 雨引停車場本木線と雨引新治停車場線が統合され、木崎雨引停車場線として路線認定される。当時の路線は、真壁郡大和村大字木崎から真壁郡大和村大字本木の雨引停車場までを結んでいた。
1971年（昭和46年）1月28日: 大和村内の現道1.69km区間が拡幅改良され、供用開始。
1987年（昭和62年）4月1日: 雨引駅が廃止。
1993年（平成5年）3月18日: 道路拡張のため、羽田橋が架け替え開通。
1995年（平成7年）3月30日: 整理番号が184から343に変更。
2005年（平成17年）9月15日: 木崎雨引停車場線から現在の木崎雨引線へ路線名が変更され、終点位置も変更。道路区域は、大和村大字大国玉から同村大字大曽根までの2.882kmに決定。

路線状況

この路線は、道路法の規定に基づき、桜川市大国玉から大曽根交差点までの区間が緊急輸送道路として指定されています。災害発生時における被害拡大防止のため、道路用地内への電柱設置が制限されています。

道路施設

羽田橋: 桜川を跨ぐ橋（桜川市羽田 - 大国玉）
本木橋: 谷部沢川を跨ぐ橋（桜川市本木）

地理

通過する自治体

桜川市

接続する道路

茨城県道148号東山田岩瀬線
茨城県道505号桜川土浦潮来自転車道線
茨城県道・栃木県道41号つくば益子線

沿線施設

桜川市立大和中学校（桜川市羽田）
桜川市役所（桜川市羽田）

まとめ

茨城県道343号木崎雨引線は、かつての鉄道駅へのアクセス道路としての役割を終えましたが、現在では地域住民の生活を支える重要な道路として、また災害時には緊急輸送道路としての役割を担っています。沿線には、市役所や中学校などがあり、地域社会にとって欠かせない存在です。

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