茨城県道500号茨城大洗自転車道線

茨城県道500号茨城大洗自転車道線（涸沼自転車道）について

茨城県道500号茨城大洗自転車道線は、東茨城郡茨城町から大洗町に至る、自転車専用の県道です。一般には「涸沼自転車道」という愛称で親しまれています。この道路は、涸沼川と涸沼の美しい景観を楽しみながらサイクリングできる点が大きな魅力です。

概要

この自転車道は、涸沼川の左岸と涸沼の護岸沿いを走る西半分が自転車専用道として整備されています。一方、東半分は一般県道との重複区間となっており、自動車との併用となります。特に注意が必要なのは、涸沼大橋の北側で県道50号と交差する地点で、信号や横断歩道が設置されていないため、通行の際には十分な注意が必要です。

起点：茨城県東茨城郡茨城町長岡（茨城県道18号茨城鹿島線分岐）
終点：茨城県東茨城郡大洗町磯浜町（茨城県道108号那珂湊大洗線・海門橋）
総延長：23.074 km
重用延長：0.0 km
未供用延長：16.317 km
実延長：6.757 km

歴史

この道路は、1974年（昭和49年）6月10日に、新規自転車道として県道認定されました。当初の路線認定では、起点が東茨城郡茨城町大字長岡、終点が東茨城郡大洗町大字祝町とされていました。

年表

1974年（昭和49年）6月10日：路線認定
1984年（昭和59年）10月29日：茨城町長岡から同町上石崎までの区間（5,955 m）が自転車専用道として決定
1984年（昭和59年）12月17日：茨城町長岡から同町上石崎までの区間（5,955 m）が供用開始
2018年（平成30年）9月28日：茨城町中石崎から同町下石崎の現道をバイパスする自転車道（802 m）が供用開始

重複区間

この自転車道は、以下の県道と重複する区間があります。

茨城県道106号長岡大洗線（茨城町下石崎の涸沼自然公園から大洗町港中央の県道水戸鉾田佐原線交点まで）
茨城県道2号水戸鉾田佐原線（大洗町港中央の県道長岡大洗線交点から同町磯浜町の県道大洗公園線交点まで）
茨城県道173号大洗公園線（大洗町磯浜町の県道水戸鉾田佐原線交点から同所の県道那珂湊大洗線交点まで）
茨城県道108号那珂湊大洗線（大洗町磯浜町の県道大洗公園線交点から海門橋（終点）まで）

通過する自治体

この自転車道は、以下の自治体を通過します。

茨城県
東茨城郡茨城町
水戸市
東茨城郡大洗町

道路施設

東水神橋（渋川、茨城町上石崎）
宮前橋（若宮川、茨城町下石崎）

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』
(https://www.pref.ibaraki.jp/doboku/doiji/kanri/08date/documents/genkyou_20200331.pdf)

関連項目

茨城県の県道一覧
* 日本の自転車道一覧

この自転車道は、サイクリストにとって、自然を満喫しながら快適な走行を楽しめる貴重なルートです。ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

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