菅原伊織

菅原 伊織 (すがわら いおり)

菅原伊織は1978年9月3日生まれ、神奈川県相模原市出身のプロレスラーであり空手家です。彼は空手道場「我道塾」の設立者であり、現在「我道會館RofC」の代表を務めています。身長175cm、体重60kgで血液型はO型という体格を持ちます。プロレス界では喧嘩プロレス二瓶組に所属し、選手としてのキャリアを築いてきました。

略歴

菅原はプロレスデビュー前から総合格闘技に取り組んでおり、過去に所属していた神木會から独立した後、自身の道場である「我道塾」を設立しました。1998年9月には10名の弟子を連れて「我道會館」を結成し、その中からは関東空手道選手権で3位に進出した者もおり、彼の道場は高い評価を得るようになりました。

1999年12月12日には、ZIPANG大田区民プラザ大会にて異種格闘技戦に挑むなど積極的に活動を行いましたが、2000年9月3日、二瓶組の横浜クラブヘブン興行で勇作とのシングルマッチを行い、プロレスデビューを果たします。デビュー当初は軽量級の選手として注目されましたが、その後はプロレスの道を進む中で独自のスタイルを確立していきました。

しかし、彼のキャリアは順風満帆ではありませんでした。2008年10月18日には、彼がデビューをさせた新人レスラーの由利大輔にダブルインパクトの練習を指導していた際、非常に残念な事故が発生しました。この事故によって由利は命を落としてしまい、菅原はその責任を問われることとなります。

その後、2009年2月26日には業務上過失致死罪で亡くなった由利の遺族から告訴を受け、警視庁東京湾岸署は2010年8月27日に菅原を含む3名を書類送検しました。この事故はプロレス界において大きな衝撃を与え、菅原個人に対する評価にも影響をもたらしました。

プロレス活動と影響

菅原伊織は、二瓶組の活動が停止した後も、独自の興行を立ち上げたり、T.A.M.A.とのコラボレーションを行うなどして、プロレスラーとしての地位を保ち続けました。彼の成長と成功は、周囲の選手たちにも良い影響を与え、我道會館の活動は今後さらに続いていくことでしょう。

菅原のプロレスと空手の経験は、彼の技術や試合運びに色濃く反映されています。彼の戦う姿は、多くのファンを惹きつけ、信頼を得ました。その左腕に刻まれたプロレスへの情熱は、決して消えることはないでしょう。これからも菅原伊織は、リングの魅力を追求し続ける存在であり続けることを期待しています。

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