菅沼実

菅沼 実（すがぬま みのる）のプロフィール

菅沼実は1985年5月16日生まれ、埼玉県の出身です。彼は元々プロサッカー選手として活躍し、引退後はサッカー指導者としての道を歩んでいます。現役時代にはミッドフィールダーとしてプレーし、そのキャリアは多くのサッカーファンに印象を与えました。

来歴

菅沼は柏レイソルの下部組織出身であり、2002年には17歳でJリーグデビューを果たしました。この時期、同じ1985年生まれのイングランドの選手、ウェイン・ルーニーにちなみ、彼自身も「みのるーにー」という愛称で親しまれていました。

2005年にはブラジルリーグのECヴィトーリアに1年間所属しました。この一年間は、当時の監督マルコ・アウレリオのもとでアトレチコ・ミネイロで練習を重ねました。しかし、シーズン終了時に移籍を希望し、その後は愛媛FCに期限付き移籍を果たします。この移籍により、菅沼はフォワードからミッドフィールダーへポジションを変更し、プレーのスタイルを広げることに成功しました。愛媛FCでのシーズンは特に活躍し、チームの得点ランキングで2位に位置する11ゴールを記録しました。

2007年には柏レイソルに戻り、開幕戦で2得点を挙げてからはレギュラーとして活躍。さらに、同年にはU-22日本代表にも選出され、北京オリンピックの予選に参加。この年の彼はリーグ戦で10得点を挙げ、特にヘディング得点においてその実力を証明しました。

2010年にはジュビロ磐田にレンタル移籍し、ナビスコカップでの優勝に貢献しますが、2013年には膝の負傷に見舞われ、約3ヶ月の療養を余儀なくされました。2014年からはサガン鳥栖でプレーしますが、出場機会は限られました。2016年には無所属となった後、ロアッソ熊本に加入し、主力として活躍しましたが、2017年には出場機会を失い、最終的に契約満了となりました。

2018年にはSNSを通じて現役引退を発表し、その後、九州産業大学サッカー部のコーチに就任しました。2019年からは柏レイソルのU-12コーチとして指導者の道を歩み続けています。

エピソード

菅沼はブラジルでの活動経験があり、柏レイソルでもブラジル人選手とコミュニケーションをとることができました。また、ジュビロ磐田での仲間の一人、ジウシーニョとの良好な関係も知られています。彼の弟もサッカー選手であり、彼自身のサッカー人生が深い兄弟愛の中に存在していることが伺えます。幼少期からの友人である斉藤誠司選手とは長年の良い友人関係を築いています。

所属クラブ

• - 1998年 - 2000年 柏レイソルジュニアユース
• - 2001年 - 2003年 柏レイソルユース
• - 2002年 - 2003年 柏レイソル (2種登録)
• - 2004年 - 2010年 柏レイソル
• - 2005年 ECヴィトーリア、アトレチコ・ミネイロ (期限付き移籍)
• - 2006年 愛媛FC (期限付き移籍)
• - 2010年7月 - 同年12月 ジュビロ磐田 (期限付き移籍)
• - 2011年 - 2014年 ジュビロ磐田
• - 2014年 サガン鳥栖 (期限付き移籍)
• - 2015年 サガン鳥栖
• - 2016年8月 - 2017年 ロアッソ熊本

菅沼実は、現役時代に数多くの試合経験を持ち、選手としてのキャリアを経て、現在は次世代の選手育成に情熱を注いでいる指導者として活躍しています。

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