菅野剛士

菅野 剛士（すがの つよし）

菅野剛士（すがの つよし）は、1993年5月6日生まれのプロ野球選手で、千葉ロッテマリーンズに所属する外野手及び内野手です。東京都府中市出身で、右投左打のスタイルを持つ選手です。

経歴

プロ入り前

彼は幼少期から野球に親しみ、府中市立日新小学校で武蔵府中リトルリーグに入団。全国大会で準優勝を果たしました。中学校では武蔵府中シニアに所属し、全国大会ベスト8に進出。高校は東海大相模高校に進学し、1年生からレギュラーとしてプレーし、甲子園に3回出場しました。それぞれの年に素晴らしい成績を残し、特に2011年春には優勝を達成するなどの活躍を見せました。

その後、明治大学に進学し、野球部での活躍が続きます。1年生からベンチ入りし、外野手のベストナインに選ばれ、東京六大学記録を打ち立てるなど、好成績を収めました。しかし、プロ野球ドラフトの際には指名漏れという悔しい結果となりました。

社会人野球とプロ入り

大学卒業後、2016年に社会人野球の日立製作所に入団。チームでは4番打者として活躍し、都市対抗野球大会では準優勝に貢献。その後、2017年には日本代表としてアジア選手権に出場し、優秀な成績を残しました。

2017年のプロ野球ドラフトで千葉ロッテマリーンズから4位指名を受け、契約金5000万円でプロ野球選手としてのキャリアがスタートしました。

ロッテでの活躍

2018年には、開幕戦でプロ初安打を記録。しかし、シーズンは打撃不振に苦しむこととなり、53試合に出場し、打率は.176に留まりました。翌2019年は二軍で高打率を記録しつつも、一軍での出場が少なく不本意な結果に終わりました。

2020年はチャンスをつかみ、一軍での出場が増え、最終的には81試合に出場。打率も回復し、打撃力を示しました。2021年は苦しいスタートとなり、先発出場は限られ、2022年は記録的な試合に朗報をもたらしました。特に、2022年の試合では二試合連続でチーム唯一の安打を記録するなど、注目を集めました。

2023年には怪我に見舞われ、出場試合は限られましたが、その後の再契約が行われ、再びチャンスを得ることとなりました。

選手の特徴と人物

菅野選手は、バットコントロールに優れており、長打を打つ能力も持ち合わせている中距離ヒッターです。彼のプレースタイルはアマチュア時代から勝負強さが際立っており、多くのファンに愛されています。

また、彼は巨人の菅野智之選手とは名字が同じですが、血縁関係ではありません。日常生活では、テレビの占いを気にする一面があり、趣味としてジブリアニメ『崖の上のポニョ』に似た外見が話題になり「ポニョ」と愛称で呼ばれています。

特記事項

菅野剛士選手は、これまで様々な記録を打ち立ててきました。特に2022年には、同一カードにおいて二試合続けてチーム唯一の安打を記録し、NPB史上初の快挙となりました。彼は現在も成長し続ける選手であり、今後の活躍が期待されます。

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