菊元俊文

菊元俊文のプロフィールと功績

菊元俊文（きくもと としふみ）は、1963年1月20日生まれの日本のプロアングラーであり、バスフィッシングの第一人者です。出身は大阪府で、血液型はA型。私生活では既婚者として、家庭を持ちながら釣りに情熱を注いでいます。

プロアングラーとしてのキャリア

彼はエバーグリーンの開発スタッフとして、数多くの人気製品を世に送り出してきました。菊元は、自身のスタイルを「車もバスも、デカイのが好き」と語るほど、豪快で力強い釣り方を好みます。特にビッグベイト、ラバージグ、ビッグダディといったルアーを使用する傾向があります。

さらに、趣味としてクワガタの飼育も行っており、特にツヤクワガタに読経しており、大型個体を羽化させる技術を持っています。彼が羽化させた個体の中には、ビークワギネスに登録されるものもあり、その才能は釣りだけにとどまりません。

菊元は、かつて激しく競い合っていた今江克隆とは現在親友であり、最大のライバル関係にあります。この二人の関係は、釣り界の重鎮田辺哲男によって「今江は子供みたいだけど、菊ちゃんは大人」と皮肉られるほどです。

釣りの始まり

彼の釣り人生は中学3年の夏、東条湖で初めてバスを釣ったことから始まりました。その後、1986年秋にはJBTAの関西の初トーナメント「東レソラロームカップ」に参戦し、プロとしての道を歩み始めます。初めての試合で、バグリーのバングオーB6インチを用いて当時のレコードとなるビッグバスを釣り上げ、優勝を果たしました。この試合は、彼が使用したバングオーB6インチの人気を一気に高める結果となりました。

1997年度には初代JBワールドチャンピオンに輝いており、その名は釣り界において広まりました。しかし、2002年からはトーナメントから離れ、タックル開発に注力しています。彼の活動は、日本でのビッグベイトブームを推進する要因ともなりました。

出演作品とメディアでの活動

菊元は釣りに関する数多くの映像作品にも出演しています。具体的には、「スーパーバンクフィッシング」シリーズや「Wild about BASSING」シリーズ、また「一刀両断」といったVHSやDVDに名を連ねています。これらの作品を通じて、観る人々に魅力的な釣りの世界を届けています。

また、テレビ番組にも出演し、「釣りビジョン BIG BITE」や「The Hit」、さらにはNHKの「有田P おもてなす」にも登場しました。彼の影響力は、釣りだけでなく多方面にも広がっており、その存在は多くの人々に認知されています。

著書とその他の活動

著書としては、「菊元俊文のスーパーバンクテクニック―陸っぱりバス完全教書」などがあり、釣りに関する公式ガイドとして評価されています。また、ものまねタレントくじらによるネタの一つとして菊元のものまねが取り上げられ、「電撃 鬼合わせ」というキャッチフレーズが愛されています。これにより、さらに多くのファンを惹きつける要因となっています。

菊元俊文は、日本のバスフィッシング界での影響力を持ち続ける重要な存在であり、彼の活動や業績は今後も多くの人々に影響を与えていくことでしょう。

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