菊川市立菊川西中学校

菊川市立菊川西中学校

菊川市立菊川西中学校は、静岡県菊川市加茂に所在する公立中学校です。赤菊をモチーフにした校章が特徴で、地域に根差した教育活動を展開しています。

概要

生徒数は500人を超え、18の学級が編成されています。校舎は、北校舎、南校舎、西校舎、東校舎の4つで構成され、それぞれが鉄筋コンクリート造りで、特徴的な屋根の形状をしています。中庭にはかつて巨大な砂場があり、生徒会が季節に合わせた造形を行っていましたが、現在は行われていません。2018年度には、生徒会本部の提案によりマスコットキャラクター「きにっちゅう」が誕生しました。また、2020年度のコロナ休校期間中には、教師が制作した動画「MIB2.0」が配信され、生徒たちの自粛生活をサポートしました。

校舎の特徴

校舎は北校舎と南校舎が中心で、西校舎と東校舎がそれらを繋ぐ形で配置されています。この配置により、校舎全体は四角形を形成しています。北校舎と南校舎は、教室側が南面勾配の大屋根、廊下側が北面勾配の小屋根という特徴的な屋根構造を持ち、3階の教室は傾斜天井となっています。

歴史

1947年の学制改革により、複数の町村立中学校が設立された後、1950年に堀之内中学校と六郷中学校が統合して菊水北中学校が、加茂中学校、内田中学校、横地中学校が統合して菊水南中学校が設立されました。その後、1954年に町村合併によりそれぞれ菊川北中学校、菊川南中学校に改称されました。1958年には菊川南中学校が火災で全焼しましたが、1960年に再建されました。1961年には菊川北中学校と菊川南中学校が統合し、菊川町立菊川中学校が設立されました。1985年には菊川町立菊川西中学校に改称し、同時に学区が再編されました。2005年には菊川市の発足に伴い、菊川市立菊川西中学校となりました。

校歌

校歌は1961年に制定され、作詞は小林純一、作曲は市川都志春が担当しました。1985年の校名変更に伴い、歌詞の一部が変更されました。

学校行事

年間を通じて様々な学校行事が開催されています。主なものとして、体育部門（6月）と文化部門（10月）を中心とした黄菊祭、生徒会選挙（7月）があります。また、不定期で中庭コンサートも開催されます。

旧校舎と現校舎の位置関係

現在の西中学校の敷地は、かつて菊川北中学校と菊川南中学校がそれぞれ独立して存在していました。現在の運動場の西半分が旧北中学校の敷地、東半分が旧北中学校の運動場でした。また、現在体育館がある場所が旧南中学校の校舎、現在の校舎がある場所が旧南中学校の運動場でした。旧南中学校は火災で焼失後、現在の場所に再建されました。両中学校の統合後は、旧施設が東校舎、西校舎、東運動場、西運動場として使用されました。現在の校舎は1982年に旧西運動場を利用して建設され、その後、旧校舎の解体、新体育館の建設が行われました。現在、旧北中学校の敷地全体が運動場として利用されており、広い敷地が確保されています。

学区

以下の小学校の学区が、菊川市立菊川西中学校の学区となっています。

加茂小学校
堀之内小学校（柳町を除く）
六郷小学校（五丁目上、五丁目下、打上 のみ）
内田小学校
横地小学校

著名な卒業生

菊川西中学校の卒業生には、各界で活躍する著名人がいます。

小山ゆう（漫画家）
榛葉賀津也（参議院議員）
山﨑貴弘（元プロ野球選手）

関連項目

静岡県中学校一覧

外部リンク

菊川市立菊川西中学校 - 公式ウェブサイト

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