菊川文化会館アエル

菊川文化会館アエルの紹介

菊川文化会館アエルは、静岡県菊川市本所に位置する文化施設であり、市民や観光客に多くの文化的な体験を提供しています。この施設は、もともとは小笠郡菊川町に属していましたが、平成の大合併を経て菊川市の施設となりました。

アエルの名称の由来

アエル（AEL）の名は、「Action（行動）、Education（教育）、Learning（学習）」の頭文字から来ており、さらに「みんなに会える、明日に会える、文化に会える」という意味も込められています。このような名前には、地域住民が集まり、交流を深め、文化を学ぶ場としての役割が強調されています。

施設の設計と特徴

菊川文化会館アエルは、同じ時期に建設された他の文化施設と近接しているため、競合を避けるために演劇を主体にした設計がされています。特に、県内の他のホールと共に市内の団体や企業による利用が盛んであり、文化会館自らも自主公演を月に1-2回のペースで開催しています。有名なアーティストを招くこともあり、地域の文化交流に寄与しています。

主な自主企画の紹介

アエルで行われる自主企画の一例として「アエルふれあいお月見コンサート」、「高校生吹奏楽フェスティバル」、そして「コンサートピアノを弾いてみよう!」が挙げられます。特に「コンサートピアノを弾いてみよう!」は毎月開催され、多くの参加者で賑わいます。また、1月には静岡県大衆歌謡連盟による歌謡大会が、9月には静岡県歌謡グランプリ大会が開催されており、浜松方面からの利用者も多いことが特徴です。

施設の構造

アエルには、3層構造の大ホールがあり、最大1,201席を持つ演劇用ホールとして設計されています。特筆すべきは、直径14mの回り舞台と本花道が備わっており、多様な演目に対応が可能です。客席の数を調整することで舞台を拡張することもでき、内装には地元の名産である茶をテーマにした深緑色が用いられています。

小ホールは講演会やコンサート用に設計され、椅子や机のレイアウトは自由に変更可能です。さらに和室や茶室、会議室、リハーサル室、展示室など、多目的な空間が用意されています。

交通アクセス

菊川文化会館アエルへのアクセスは、東海道本線の菊川駅からしずてつジャストラインのバスを利用するのが便利です。市立総合病院経由でアクセスする場合、アエル入口バス停下車が最寄りです。加えて、菊川市自主運行バスや自家用車での来館も可能で、駐車場は480台分用意されています（無料）。

駐車場の注意点

駐車場はイベントによって規模が変わることがあり、特定の講演中には駐車場が閉鎖されることもありますので、訪問される際は事前に確認すると良いでしょう。

開館時間と休館日

開館時間は9:00から21:30までとなっており、月曜日は休館日です。ただし、月曜日が祝日の場合は翌日が休館となります。

著名な来訪者

過去には天皇・皇后をはじめ、5代目三遊亭圓楽やKIRORO、横山幸雄など、多くの著名人が来館し、その文化的な価値を高めています。

菊川文化会館アエルは、地域の文化を支える重要な拠点であり、今後も様々なイベントを通じて地域の人々に愛され続けることでしょう。

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