菊池桃子 桃子とすこし夜ふかし

菊池桃子のラジオ番組『桃子とすこし夜ふかし』

『桃子とすこし夜ふかし』（きくちももこ ももことすこしよふかし）は、1984年10月7日から1985年3月31日まで放送されていたラジオ番組で、ニッポン放送をはじめとするNRN各局で放送されました。この番組のパーソナリティを務めたのは、人気の歌手であり女優である菊池桃子です。番組はソニーの一社提供による『SONY Night Square』という時間帯で放送されました。

番組の概要

『桃子とすこし夜ふかし』は、菊池桃子にとってニッポン放送での初の単独パーソナリティ番組であり、彼女のラジオキャリアにおいて重要な位置を占めていました。この番組は、彼女の前のラジオレギュラー番組である『学園バラエティ パンツの穴』に続くものであり、大変な人気を博しました。番組を手掛けたのは、田中厳美ディレクターや構成作家陣で、彼らは初めてのレギュラー番組から継続して参加していました。

番組のオープニングでは「今日も、桃子とすこし夜ふかししてくれるかな？」というフレーズが定番となっており、リスナーに向けたあたたかいメッセージが印象的でした。内容は主にリスナーから届くお便りや、ラジオドラマといった企画で構成されており、親しみやすい雰囲気が特徴でした。また、番組は1985年の春に終了しましたが、その翌週には菊池桃子の後を継ぐ『青春ファンタジア 菊池桃子 あなたと星の上で』という新番組が始まることになり、多くの企画やスタッフが引き継がれました。

主なコーナー

この番組にはいくつかの特徴的なコーナーがありました。主なコーナーを以下に紹介します。

• - 今週の桃子: リスナーからの近況報告などを共有するコーナーです。
• - サウンド桃子: リスナーからのカセットテープによるメッセージで形成されるコーナーで、リスナーの声を楽しむことができました。
• - コメディ桃子: ショートコント風のコーナーで、様々なキャラクターに扮する菊池桃子の演技が光りました。特に「新幹線のわさび売り」や「ゴキブリ」などのユニークなキャラクターが展開されました。
• - 青春日記: リスナーの恋愛体験や青春のエピソードを紹介するコーナーで、共感を得る内容が多く寄せられました。
• - 桃子の星占い: 番組のエンディングを飾るコーナーとして、星占いを通じてリスナーにメッセージを届ける役割を果たしました。

放送されていた局

この番組はニッポン放送を制作局として、各地のラジオ局にもネットワークされた形で放送されていました。主に以下の局で放送されていました。

• - ニッポン放送（制作局）: 日曜日 22:00 - 22:30
• - STVラジオ: 土曜日 23:00 - 23:30（1984年11月3日からネット開始）
• - 東北放送: 土曜日 24:00 - 24:30
• - 東海ラジオ: 日曜日 22:30 - 23:00
• - 朝日放送: 日曜日 22:30 - 23:00
• - KBCラジオ: 土曜日 23:30 - 24:00

このように『桃子とすこし夜ふかし』は、菊池桃子の魅力と彼女を中心に展開される楽しい企画が詰まった番組でした。その後の活動にも大きな影響を与えたと言えるでしょう。

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