菖蒲敦司

菖蒲敦司の陸上競技人生

菖蒲敦司（しょうぶ あつし）は、2001年12月16日に山口県光市で誕生した長距離陸上選手です。彼は光市立浅江中学校、山口県立西京高等学校を経て、早稲田大学スポーツ科学部を卒業しました。その成長過程には数々の挑戦と栄光が詰まっています。

小学・中学時代

菖蒲は小学時代に野球を始め、その後山口県ジュニアアスリートアカデミーで身体能力を開発していきました。特に中学3年では、20mシャトルランで174回を記録し、現在もアカデミーの最高記録として残っています。光市立浅江中学校では野球部に所属し、1年の秋から外野手として活躍。駅伝部とも兼部し、駅伝大会には冬季のみ参加しましたが、その実力を徐々に評価されていきました。

高校時代

2017年に西京高等学校へ進学。高校1年目には1500mで県大会優勝を果たし、次いで中国総体では5位入賞を達成。秋にはえひめ国体の少年B3000mに出場し7位に輝くなど、実力を示しました。しかし、東京都大路での駅伝競技に向けての足の痛みが試練となり、出走は叶いませんでした。

高校2年次の2018年には、3000mSCに取り組み始め、県総体で優勝、中国総体でも2位を獲得するなど、目覚ましい成績を収めました。都道府県駅伝での区間賞獲得も印象深く、ラストスパートが過去最高のタイムを駆り立てました。最終学年には、1500m、3000mSCの双方で入賞を果たし、県内では30年ぶりの偉業となりました。

大学時代

2020年に早稲田大学へ進学。初年度の全日本大学駅伝では、圧倒的な速さを持つ選手たちと戦う中で経験を積みました。特に2年目には出雲駅伝での区間2位をはじめ、全日本大学駅伝でも知名度を上げていきます。

競技スタイル

菖蒲敦司の走りは、ラストのスピードに特徴があります。トラックレースでは後ろの展開からスパートをかけ、1500mから10000mまで幅広く対応します。彼の柔軟性と適応力は、様々なコースでの成功を支えています。

主な成績

彼の主な戦績には、全国大会での入賞歴が多く含まれています。

• - 1500m：3分46秒01
• - 3000m：8分07秒94
• - 5000m：13分52秒46
• - 10000m：28分58秒10
• - 3000mSC：8分28秒16（日本人学生歴代5位）

菖蒲の競技者としての特徴は、怪我がちな一方でその速さにあります。彼は今後の成長と活躍が期待されており、その道のりを多くのファンが見守っています。

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