蒼樹うめについて
概要
蒼樹うめ(あおき うめ)は主に
4コマ漫画を描く日本の
漫画家、
イラストレーター、同人作家であり、特に『ひだまりスケッチ』が広く知られています。彼女は1958年
8月3日生まれで、
兵庫県で生まれ、福岡県で育ちました。
武蔵野美術大学のデザイン情報学科を卒業しており、カラフルで親しみやすいキャラクターを描くことで知られています。
経歴
蒼樹は
大阪府豊中市で幼少期を過ごし、小学校5年生まで福岡県に住んでいました。その後、東京に移り住んだ彼女は、いくつかの学校で漫画の素晴らしさに目覚め、特に小学2年生の頃から漫画への興味が芽生えました。中学3年生になると、彼女の初めての
同人誌が作られ、小規模な即売会で発表され、それが彼女の
漫画家としての出発点となりました。高校時代には、
コミックマーケットで700冊以上の
同人誌を売るほどの人気を博しました。
高校卒業後、彼女は漫画専門学校を志望しましたが、より広い視野を持つために美術大学に進学することを決意し、
武蔵野美術大学に入学しました。在学中は、デザインを学びながら漫画の創作も進め、ここで知人が設立したPCゲームブランドの作品でイラストを担当することになりました。
その後、まんがタイムきららの編集部からスカウトされ、
2004年から『ひだまりスケッチ』の連載を開始。この作品は数回アニメ化され、広く愛されました。彼女の独特なスタイルとユーモアは、多くのファンを魅了し続けています。この他にも、ドラゴンエイジピュアで『てつなぎこおに。』、まんがタイムきららカリノで『マドの向こう側』を連載するなど、精力的に作品を発表しています。また、2011年には人気アニメ『
魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案を手掛けました。
人物像
蒼樹うめは、その愛らしいキャラクターデザインが特徴的で、特に丸い顔を持つタレ目のキャラクターや、頬が潰れた「へちょ顔」を描くことに長けています。
2007年に『ひだまりスケッチ』がテレビアニメ化された際には、彼女自身も「うめ先生」として出演し、キャラクターソングまで担当しました。さらに、Webラジオにおいてもその多才さがうかがえ、「神」と称されることもあるほどです。
主な作品
彼女の代表作である『ひだまりスケッチ』は
2004年に初めて連載され、現在でも続いています。その他の著名な作品には、以下のようなものがあります。
- - マドの向こう側 - 芳文社『まんがタイムきららカリノ』に連載中
- - てつなぎこおに。 - 富士見書房『ドラゴンエイジピュア』
- - 微熱空間 - 白泉社『楽園 Le Paradis』にて連載中
イラストとデザイン
蒼樹は、アニメやゲームなどのキャラクターデザインにも参加しており、『
魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクターデザインを手掛けたことで多くの注目を浴びました。彼女は様々な作品でキャラクター原案やデザインを行っており、その影響力は計り知れません。
同人活動と個展
同人イベントにも積極的に参加しており、自らの同人サークル「apricot+」を主宰しています。さらに、
2015年には上野の森美術館で自身初の個展を開催し、多くのファンが訪れました。
まとめ
蒼樹うめは、独自のかわいらしいスタイルとキャラクターで、漫画界に確固たる地位を築いたクリエイターです。これからも彼女の活動から目が離せません。