薩摩久木野駅

薩摩久木野駅は、かつて鹿児島県加世田市（現在の南さつま市）に位置していた、鹿児島交通枕崎線（通称：南薩鉄道）の駅でした。この駅は、1931年（昭和6年）3月10日に枕崎線の延伸に伴い開業しました。

開業当初は有人駅として機能していましたが、1953年（昭和28年）6月25日に無人駅となりました。その後、1984年（昭和59年）3月17日に枕崎線が全線廃止となったことで、薩摩久木野駅もその歴史に幕を閉じました。

駅の廃止後、その跡地には南さつま市立久木野小学校の看板が設置されていました。しかし、少子化の影響などによる統廃合のため、久木野小学校も2014年度をもって閉校しています。2009年（平成21年）5月の時点では、駅の築堤が残っていることが確認されていました。

路線の状況

薩摩久木野駅は、鹿児島交通枕崎線において、上[[津貫駅]]と金山駅の間に位置していました。この路線は、地域住民の足として重要な役割を担っていましたが、モータリゼーションの進展などにより利用者が減少し、廃止に至りました。

駅周辺の状況

薩摩久木野駅があった加世田市久木野地区は、自然豊かな場所であり、駅周辺には田園風景が広がっていました。駅の廃止後も、その周辺の風景は大きく変わっていませんが、駅があったことを示すものはほとんど残っていません。

関連項目

* 日本の[[鉄道駅一覧]]

廃線となった駅ではありますが、かつてこの地に鉄道が走り、人々の生活を支えていた歴史を今に伝える遺構の一つと言えるでしょう。

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