藤ヶ谷カントリークラブ

藤ヶ谷カントリークラブの概要

藤ヶ谷カントリークラブは、千葉県柏市に位置する歴史あるゴルフ場です。その起源は1929年に遡り、旧武蔵野カンツリー倶楽部の藤ヶ谷コースが設計されました。元々、戦後にこのコースを復活させようという動きが始まりましたが、土地の問題や様々な困難に直面しました。

特に、戦後の混乱の中で、旧武蔵野カントリー倶楽部の敷地が米軍と自衛隊により利用されることとなり、復活計画は難航しました。しかし、藤田耕一をはじめとする関係者が新たな建設用地を探し、1961年には「京成ゴルフ株式会社」が設立され、新たに「京成藤ヶ谷パブリックゴルフ場」としての工事が進められました。その結果、同年11月に18ホールが完成し、以降の運営に繋がりました。

1964年には「株式会社藤ヶ谷カントリー倶楽部」が設立され、1965年には会員制のゴルフ場としての運営が開始されました。これにより、メンバーシップで独自の運営スタイルが確立され、現在も多くのゴルファーに親しまれています。藤ヶ谷カントリークラブは、プロゴルフメジャー大会の一環として、日本プロゴルフ選手権大会などの競技も実施されており、その名は広く知れ渡っています。

コース情報

藤ヶ谷カントリークラブのコースは、1961年に開場し、設計は東葛飾郡沼南村出身の富澤誠造によって行われました。コースは林間タイプで、総面積は約730,000m²、18ホールのパー72、全長は6,835ヤードに及びます。グリーンはベントとコーライの2種類が用意されており、プレースタイルはキャディ付きの乗用カートを利用します。また、練習場も完備されており、17打席が設置されています。

休場日は毎週月曜日と年末年始の12月31日、1月1日です。クラブハウスは2,964m²の広さで、設計は株式会社レーモンド設計事務所によるものです。

アクセスと所在地

藤ヶ谷カントリークラブは、千葉県柏市泉2348番地に位置し、公共交通機関でもアクセスが可能です。常磐線や東武野田線の柏駅からはクラブバスが利用でき、約25分ほどで到着します。また、自家用車の場合は常磐自動車道の柏ICから約8km、11分程度の距離にあります。

まとめとエピソード

藤ヶ谷カントリークラブは、歴史あるゴルフ場であり、日本のゴルフ界においてもその存在は重要です。1931年には第6回日本プロゴルフ選手権大会が開催されるなど、数多くの大会が行われ、多くのゴルファーたちに愛されています。その設立過程には多くのエピソードがありましたが、現在では地域に根付いた存在として多くの訪問者を迎えています。将来的にも藤ヶ谷カントリークラブは、ゴルファーにとって特別な場所であり続けることでしょう。

もう一度検索