藤原芽子

藤原芽子概要

藤原芽子（ふじわら わかこ）は、1981年2月22日生まれの日本の元プロボクサーです。出身地は鹿児島県大島郡徳之島町ですが、神戸市長田区で育ちました。彼女は神戸市立須磨高等学校を卒業し、その後真正ボクシングジムに所属しながらプロのボクシングキャリアを歩み始めました。

彼女のボクシング経歴には特筆すべき成果が多くあります。藤原は第2代OPBF女子東洋太平洋フェザー級王者、さらに初代日本女子フェザー級王者にも輝きました。その闘志を持ちながらも、彼女はシングルマザーとして1男2女の母親でもあります。特に注目されるのは、彼女の長男・勇生もプロボクサーとして2023年1月15日にプロテストに合格し、母子でプロボクサーになった点です。このように、母子にわたるボクサーの活躍は大きな話題を呼んでいます。

2024年3月時点で、藤原は日本国内で最年長の現役女子プロボクサーでした。このような輝かしいキャリアは、彼女の強い精神と努力の証です。

来歴

藤原芽子は、幼少期を鹿児島の徳之島で過ごし、2歳からは神戸で育てられました。高校を卒業後は結婚し、1男2女を出産します。31歳の時、フィットネスとしてボクシングを始めることを決意しますが、32歳で離婚を経験。この出来事が転機となり、プロボクサーへの道を真剣に模索し始めました。年齢制限の影響を受けるなかでのプロデビューは大きな挑戦でした。

藤原は、2014年10月28日に神戸市立中央体育館で初めてのプロデビューを果たしますが、福田香奈に敗北。その後の2戦目では引き分けとなりますが、続く3戦目で初勝利を収めました。2017年、再度福田と対戦し、その時には5回TKO勝利を収めリベンジを果たします。このような出来事を通じて、藤原は多くの困難を乗り越えてきました。

続いて、2018年に入ると彼女のキャリアはさらに上昇します。神成麻美との日本女子フェザー級王座決定戦では引き分けに終わりますが、再戦で勝利し晴れて初代日本女子フェザー級王座に輝きます。さらには、後楽園ホールで開催された試合で東洋太平洋女子フェザー級王座も獲得。彼女はその後も王座防衛に成功し、名実ともにトップボクサーとしての地位を確立しました。

戦績と獲得タイトル

藤原の戦績は16戦11勝（3KO）3敗2分となっています。その中でも初代日本女子フェザー級王座や第2代OPBF東洋太平洋女子フェザー級王座の獲得など、指折りのタイトルを手にしました。

2024年4月11日には自身のSNSで引退を発表し、プロボクサーとしての活動に一区切りをつけました。藤原芽子のボクシングキャリアは、彼女自身の努力だけでなく、支えてきた家族の存在も大きいものでした。彼女の生き様や挑戦は、多くの人に感動を与えています。

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