藤本那菜

藤本那菜：氷上の守護神、オリンピック3大会出場の軌跡

藤本那菜（ふじもと なな）は、1989年3月3日生まれ、北海道札幌市豊平区出身の女子アイスホッケー選手。ポジションはゴールキーパー。現在はデンソー北海道に所属し、クラブチームのボルテックス札幌でも活躍しています。妹の藤本奈千もアイスホッケー選手として活躍しています。

幼少期からオリンピックへ

6歳でアイスホッケーを始めた藤本選手は、高校生の2007年に早くもアイスホッケー女子日本代表に選出され、その才能を開花させます。アルマトイ冬季アジア大会、世界選手権、バンクーバーオリンピック予選など、数々の国際舞台を経験。

札幌大谷高等学校を卒業後、2012年に札幌学院大学に進学。同年には、新たに発足したアイスホッケーチーム、ボルテックス札幌に加入。同年夏には日本代表に復帰し、2013年2月にスロバキアのポプラトで行われたソチオリンピック予選では、控え選手としてチームを支えました。

2014年2月、ソチオリンピックでは正ゴールキーパーとして全試合に先発出場を果たし、世界にその名を知らしめます。

世界が認めた実力

2015年3月の世界選手権では、全試合に出場し、予選リーグ2勝と残留決定戦の勝利に大きく貢献。セーブ率93.75パーセントを記録し、日本人選手として世界選手権トップディヴィジョンで史上初の個人賞となるベストGKを受賞しました。この功績は、藤本選手の実力を世界が認めた証と言えるでしょう。

2015年6月には、デンソー北海道への入社が決まり、同年7月には北米プロリーグNWHLのトライアウトに合格し、ニューヨーク・リベターズと契約。海外リーグにも挑戦し、更なる成長を遂げました。

その後も、2018年平昌オリンピック、2022年北京オリンピックと、3大会連続でオリンピック日本代表のゴールキーパーを務め、日本の女子アイスホッケー界を牽引する存在として、輝きを放っています。

藤本選手の活躍は、多くの人々に夢と希望を与え、次世代のアイスホッケー選手たちの目標となっています。今後の更なる活躍が期待される、注目の選手です。

外部リンク

藤本 那菜日本オリンピック委員会
藤本那菜 (@nanafujimoto33) - X（旧Twitter）

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