藤田幸希

藤田幸希について



藤田幸希（ふじた さいき）は、1985年11月22日生まれの日本の女子プロゴルファーで、栃木県宇都宮市に出身します。彼女は、主にTOSHINに所属し、2015年からはチェリーゴルフに所属しています。2016年のシーズンから、彼女は登録名を「藤田さいき」に変更し、ひらがな表記にしています。

来歴



幸希は、14歳の頃にゴルフを本格的に始めました。このきっかけとなったのは、トップアマチュアゴルファーである父・藤田健からの影響です。幸希は4人兄弟の末っ子で、兄の藤田勇樹もプロゴルファーとして活躍しています。彼女の家族は、父の故郷である栃木県鹿沼市から宇都宮市へ移住しました。

宇都宮市立陽西中学校の卒業までは水泳部に所属していましたが、中学2年生まで陸上部にも参加。高校では強豪校に進学しますが、通学の都合で父からの指導が受けられず、ゴルフの技術が落ちるのを懸念して自主退学を決断しました。その後、国際情報ビジネス専門学校高等課程に転校し、在学中の2003年には関東高校ゴルフ選手権で優勝しました。卒業後は栃木県内のゴルフ場で練習生として働き、2004年からのQT（資格取得テスト）に挑戦しました。

プロゴルファーとしてのキャリアは2006年に始まり、実技試験の免除を受けてプロ入りを果たしました。2010年には第43回日本女子プロゴルフ選手権で優勝し、ここで日本メジャー大会の初制覇を達成しました。これまでの日本女子ツアーでは通算5勝をあげており、2006年から2017年にかけて12年連続で賞金シード権を獲得しました。しかし、2018年には賞金ランク51位に終わり、連続シード獲得を逃しました。2019年も60位に終わり、賞金シードを得られませんでしたが、2020シーズンの前半戦では出場権を確保しました。

2020-21年シーズンでは、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントで2位タイに入るなど、8戦中でトップ10に入る成績を残し、賞金ランキング28位で3年ぶりにシード権を奪い返しました。

人物やエピソード



幸希は2006年と2007年にJLPGAツアープロミスレディスゴルフトーナメントで連覇し、大きな注目を集めました。特に、宮里藍と同組になった際に「ギャラリーがいっぱいつきますよね。ゴルフでダメなら見た目では負けないぞ。（中略）何なら全部脱ぎますけど」と発言し話題となったこともあります。同じように年齢を重ねるプロゴルファーとして、宮里藍、横峯さくらと仲が良いことでも知られています。

また、藤田はフィギュアスケート選手の安藤美姫に似ていることから、一部媒体では「ミキティ」と呼ばれることもあります。さらに、彼女は「幸希まちっく」という連載コラムを持ち、岡田伊津美プロと親しいことを語るなど、人間関係にも恵まれています。

2011年には一般男性との結婚を発表し、入婿によって姓はそのままであることでも注目されています。2022年にフジサンケイレディスクラシックでツアー通算6度目のホールインワンを達成し、6度のホールインワンは歴史的な成果となりました。また、同年には大王製紙エリエールレディスオープンで11年ぶりに優勝も果たしました。

契約先



藤田は、クラブとボールはホンマのものを使用していましたが、2016年からはボールはタイトリストに切り替えられました。ウェアはブラック＆ホワイト、シューズはフットジョイを着用しています。

出場記録



2022年には、6月に実施された宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメントで2位となり、その副賞としてAIG女子オープン選手権の出場権を得ました。これは彼女にとっての海外メジャー初出場となります。

優勝記録




藤田幸希のこれまでの歩みは、多くのファンの応援を受けながら続いていくでしょう。彼女のさらなる活躍に期待が寄せられます。

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