蘭寿とむ

蘭寿とむ - 日本の女優

蘭寿とむ（らんじゅ とむ、1975年8月12日生まれ）は、日本の女優であり、元宝塚歌劇団花組のトップスターです。兵庫県西宮市出身で、武庫川学院を卒業後、1994年に宝塚音楽学校に首席入学しました。この学校への入学は過去最高の倍率、48.25倍を記録しています。

宝塚歌劇団入りと活躍

1996年に音楽学校を卒業し、82期生として宝塚歌劇団に入団。その初舞台は月組公演の『CAN-CAN』と『マンハッタン不夜城』でした。その後、花組へと異動し、数々の公演に出演します。入団後は、与えられた試験を全てトップの成績で通過する優秀な実績を持ち、2001年には新人公演初主演を果たしました。

彼女は2002年に『月の燈影』で彩吹真央と共演し、ダブル主演を務めるなど、徐々にその存在感を際立たせていきました。また、2006年にはバウホール公演『スカウト』で初の単独主演を経験し、その後も多くの舞台で活躍します。

トップスターとしての地位

2011年には再び花組に戻り、真飛聖の後任としてトップスターに就任しました。相手役に蘭乃はなを迎え、『ファントム』で新たなトップコンビとしての幕を開けます。彼らのダンスシーンは毎回観客を魅了するほどの迫力を誇り、2014年5月11日の公演をもって宝塚歌劇団を退団しました。この退団は宝塚歌劇団100周年という特別な年での卒業でもありました。

退団後の活動

宝塚を退団後、蘭寿はジーアールプロモーションに所属し、女優としての活動を継続します。2016年には一般男性と結婚し、2022年には第一子を出産したことを報告しています。

退団後も多くの舞台に出演し、特に『シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜』などのミュージカルでその才能を発揮しました。また、ドラマやウェブドラマでも存在感ある演技を見せ、視聴者に愛され続けています。

主な受賞歴

蘭寿とむは宝塚歌劇団在籍中に多くの賞を受賞しています。2003年には新人賞、2006年には努力賞、2009年にも努力賞を受けるなど、実力が認められました。2011年には阪急すみれ会パンジー賞の男役賞を受賞し、2012年には優秀賞も獲得しています。これらの受賞歴は彼女のキャリアを物語る重要な要素です。

まとめ

蘭寿とむは、宝塚歌劇団での栄光あるキャリアを経て、今なお日本の演劇界で活躍を続ける実力派女優です。彼女の舞台やテレビでの目覚ましい成果は、多くのファンに愛されています。今後の活躍にも期待が寄せられています。

もう一度検索